4月25日、イタリアは祝日でした。
この日はダンナの親戚の家におじゃましました。
義母のお姉さんがトスカーナの田舎に住んでいて、最近体調があまりよくなく、ずっと会っていないから会いに行きたいということで、私たちが義父母を送って行くことになったのです。
で、このおばさんの家と敷地が半端なく広い。
私たちの結婚披露宴はこのおばさんの家でしたんです。
びっくりするほど広くて、敷地も丘が広がっていてきれいなのです。
そのだだっぴろい敷地内に、おばさんの子供たち(ダンナのイトコたち)3家族がそれぞれ一軒家を構えて住んでいます。
フィレンツェの狭いアパルタメント暮らしの私たちにとってはなんともうらやましい環境です。
で。
同じ敷地内に住んでいるダンナのイトコの一人が、ランチに招待してくれました。
ランチには他のイトコ家族もいました。
ランチに招待してくれたイトコ家族と最後に会ったのはコロナ前だったので実に2年半ぶり。
他のイトコ家族(同じ敷地内に住んでいない)と会ったのなんて、多分8年とか9年ぶり!
私たちの結婚式の時には今のピピウよりも小さかったダンナのイトコたちの子供が、もう成人(18歳)ですってよ!
でも、この日、その子たち(18歳の男の子と女の子)が、ピピウとすごく遊んでくれてね…。
最初から最後まで、ピピウは私のところにいませんでした。
私が近づくと、
「マンマ、あっち行って!」って言うし、
フィレンツェに帰ろうと言うと、
「今日はここで寝る。
〇〇(イトコの息子)と一緒に寝る。」
とか言い出すし…。
まぁ、ピピウもよっぽど楽しかったんでしょう。
そりゃそうです。
この日はピピウが唯一の子供でしたから、みんなピピウにちやほやしてくれるし、
午前中とお昼時はあいにくの雨だったのですが、ランチが終わったころから日が差してきて、
広い庭?牧場?…とにかく動物がいるゾーンでは、馬(ポニー?)、ロバ、犬、猫、数種類の鶏を見て、動物と触れ合いながらお散歩。
ちょっとしたアグリツーリズモですよ。
まだ開いてないけどプールもあるよ。
で、その日、にわとりの卵が孵化していて、なんと生まれたてのヒヨコがいたんです!
触れる動物が好きなピピウ。
絶対に喜ぶだろうと思って義母がピピウに持たせようとしたら…
まさかのヒヨコにびびるピピウ。
大型犬とか平気で触りに行くのに?
そのギャップは何なのさ?
ヒヨコを持つのは拒否し、指で少しだけ撫でました。
雨上がりだったため、地面はドロドロ。
ピピウはうまい具合にすってんころりんして、履いていたジーンズも靴も泥だらけ。
それを嫌がりながらも楽しんでいたピピウ。
着替え(靴を含む)を持ってきてて、
本当に良かったと思う母(私)。
でも、こうした環境で小さい子が育つのっていいなと私は思います。
私は京都府の田舎育ちで、高校生の時とかは田舎にうんざりでしたが、
今となっては小さいころに豊かな自然に囲まれ育ったのは、私の財産の一つであると思っています。
田舎でしか経験できない人とのつながりとか、自然との触れ合いとかがあるように思うからです。
それを幼い時に経験しておくって、いいことなのではないかと今となっては思います。
私たちはフィレンツェ市内の小さなアパルタメントに住んでいて、馬はペットに飼えないし、毎日緑の丘を思いっきり走らせてやることもできないけれど、時間が許すときはできるだけ山とか海とか、自然にも触れる機会をつくってやりたいと思います。
イタリアにも日本にも都会と田舎があって、どちらも本当のイタリアと日本で、どちらもいいところと悪いところがあるのだと思います。
だから、どちらでも対応できるようになってほしいです。
田舎育ちの私としては、昨日ピピウを見ていて
「こいつ…都会っ子やな…」
と思いました。
もっとたくましくなれよー。
コロナでロックダウンを経験し、自然の美しさや、大切さ、必要性をそれまで以上に感じるようになった気がします。
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