「ごめんなさい」 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

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イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

 

またまた定期外来でのこと。

 

 

今度は採血室で。

 

 

 

採血室の受付で、研修医のドクターが、特別な血液検査について看護師さんに説明しました。

すると、よくはわからなかったのですが、いくつかタイプがあるのかなんなのか…

「どれか主治医のドクターに確認してくれ。」と研修医のドクターに看護師さん。

 

研修医のドクターが主治医のスマホに電話するものの、主治医は電話に出ず…。

 

「行ったほうが早いから、行って聞いてきます。

お母さん、ピピウ、ちょっとここで待ってて。」

と、研修医のドクター。

 

 

 

それで、採血室の受付の前で待っていたのですが…

 

 

研修医のドクターの前ではあんなにニコニコご機嫌だったのに、

早く採血室に入ると駄々をこねだしたピピウ…。

 

手に負えない…チーン

 

さっきドクターとほのぼの手を繋いでいた子供と同一人物か?

 

 

だんだん私も怒りモードにムキー

 

 

すると、採血室の看護師さんが何人かやってきて、ピピウの相手をしてくれたのです。

 

すぐにピピウはニッコニコ。

 

 

 

現在、小児総合病院は救急以外全て予約制になっていて、血液検査も予約制。

 

よって、患者自体が少ないうえに、私たちが採血室に行ったのはお昼前でしたから、もうほとんど患者さんがいなかったんですね。

 

むしろ、みんなピピウの検査を待ってくれてたわけです。

 

 

研修医のドクターが戻ってくるまで、ピピウはある一人の看護師さんの膝の上に乗って、ご機嫌でおしゃべり。

 

看護師さんも、「かわいい!」とピピウと遊んでくれます。

 

 

 

 

 

研修医のドクターが主治医に確認を取って、採血室の受付に戻ってきました。

 

ピピウの名前が呼ばれ、採血室に入るんですが…

 

それまで相手をしてくれていた看護師さんの手を引っ張って採血室に入っていくピピウ汗

 

「ピピウ!」と、呼び止めようとすると、

看護師さんが、「いいの、いいの。一緒に行きましょう。」と。

 

 

看護師さんと手を繋いで採血室に入って行ったピピウ汗

 

 

採血室の中にいた同僚の看護師さん二人が

「何やってるのよ。笑」

と。

 

「私の友達を連れてきたの。

名前はピピウよ。

ピピウ、どうする?

お母さんの膝に乗る?

それとも、私の膝に乗る?」

と。

 

 

 

ここの病院では、採血の際、小さな子供を親が膝に乗せ、暴れないようにしっかり抱きます。

 

迷わず看護師さんに両手を伸ばして“抱っこ”のポーズのピピウ汗

 

 

「まー!私がいいのね!ドキドキ

お母さん、いい?」

 

私はもちろん、

 

「どうぞ、どうぞ。」

 

 

 

 

採血をしてくれる同僚の看護師さんと、もう一人抑える役の看護師さんも、

「ピピウのお友達、頼むわよ。

しっかり、抑えててよ。」

「一回で終わらなかったらお友達のせいよ。」

と笑いながら冗談交じり。笑

 

私と研修医のドクターも笑いながら見てました。

 

 

 

 

 

看護師さんがピピウの血管を探している間、ピピウが、

「これ終わったら、シールある?シールくれる?」

と看護師さんに聞きました。

 

「シール?シールあるよー!

これが終わったらロケットの絆創膏もつけてあげるからね。

キャンディーもあげちゃう!」

と看護師さんが言ったものだから、

 



ピピウ、

モチベーション

MAX!

 

 

 


 

針を腕に刺され、少し泣いたんですが、

すかさず看護師さんが…

 

「これ終わったらシールあるよ!

キャンディーもあるよ!」

 

と。

 

 

すると、ピタッと泣きやんだピピウ。

 

 

 

シールと

キャンディーの

威力絶大。

 

 

 

 

 

しかも、今回は1回目で採血成功!

 

 

たぶん、ピピウもそんなに痛くなかったのではと思います。

 

 

 

 

 

採血の針が抜かれ、ロケットの絵の描かれた絆創膏を貼ってもらい、キャンディーも本当なら1つのところを「2つあげる!」と言われ(ホントは食べちゃダメなんだけどさ)、看護師さんの膝から降りたピピウ。

 

採血をしてくれた看護師さんに、

「シール欲しい!」

と、さっそくおねだりしていました。

 

 


「はいはい。ピピウ、よく頑張ったから、このシールあげるね。」

と、看護師さんがピピウにシールを渡そうとしてくれた時…

 

ピピウがシールをよくつかんでいなかったようで、シールが床に落ちてしまいました。

 

 

 

 

それを見たピピウが、

 

“Scusa. 

Scusami, infermiera”

(ごめん。

ごめんなさい、

看護師さん。)

 

と言って床に落ちたシールを拾ったのです。

 

 



ピピウには“ありがとう”“ごめんなさい”はちゃんと言うように教えています。

それは日本語でもイタリア語でも。

 

以前はなかなか謝らなかったのですが、最近はちゃんと“ごめんなさい”も言えるようになってきました。

 

 

 

 

ピピウのその言葉を聞いた看護師さんが…

 

「何て言った?

今、何て言ったピピウ?

 

ちょっと、聞いた!?

今、この子が何て言ったか!

“ごめんなさい”って言ったのよ!

いつからか聞いたことがない言葉だわ。

今は大人でさえなかなか言わないのに!

 

お母さん、ピピウは本当に素晴らしい子だわ!」

 

と、

 

大絶賛!

 

 

 

 

 

ありがとう、ピピウ。

 

おかげで母は鼻が高かったよ。

 

 

 

ピピウの言動に感動してくれた看護師さんは、

「これもあげる!」

と、シャボン玉までくれました。笑


 

 

 

もらったシールとキャンディー2つとシャボン玉を握りしめて採血室から出たピピウ。

 

 

看護師さんたちにお礼を言って、採血室を後にしたのでした。

 

 

 

ピピウがもらったシールはこちら。




 

メダルのデザインになっていて、

“私の勇気に”

というメッセージ入りです。

 

 

 

 

 

かなり外面だけよくなってきてますが…。

 

今回の外来もピピウ、がんばりました。

 

 

 





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