ソーシャルディスタンスとイタリア人 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

イタリアに留学に来て、"慣れなければ"と思ったことの一つ。


人と人の間の距離。



イタリア人のそれは、日本人のそれに比べ、ものすごく近いのです。




おそらく、イタリアだけでなく、欧米諸国では、人と話す際の距離は日本人よりずっと近いと思います。


慣れていなかった私は、イタリア人や語学学校のクラスメイトの外国人と話すとき、圧迫感を感じたものです。

大袈裟に言えば、自分のテリトリーを侵された気分。


本当に一歩下がってしまいたい感じでした。




そんな至近距離でのイタリア人との会話にも、挨拶のキスもハグも自分からはしないものの、することには慣れました。



でも、日本人としてはやっぱりイタリア人を

距離近い!
スキンシップ多い!

と思います。






逆に日本語コースのイタリア人生徒さんたちは、私が1年に1度日本に帰って、両親と会ったときにハグもキスもしないと言うと衝撃を受けます。

「両親に会えて嬉しいんでしょ?その喜びを他にどうやって日本人は表現するの!?」

と。







ほんとだよね。

と、今では思わないこともないんですが。笑






でも、日本人の場合は言葉や大袈裟な態度がなくても、喜びだとか幸せは伝わるものだと思います。
特に家族の間では。




そんな日本人と正反対のイタリア人が、新型コロナウイルスのせいで、マスクをしていてもソーシャルディスタンス取り、もちろんキスもハグも握手さえもダメなんて…


きっと日本人の私が思うよりもイタリア人にとっては辛いことだと思います。


一体、どれだけのイタリア人がこれらのルールを守れるか疑問です。




現在のところ、外を散歩している限りでは守れてるようですが…。

おそらく道端でばったり出会ったであろう人たちも、立ち話はしているものの、今までより明らかに距離があります。






イタリアは南に行くほど更に情熱的な性格のイタリア人が多いらしく、南イタリア出身の人からするとフィレンツェ人はクールだ(と言えば響きはいいけど…要は冷たい)そうです。

となると、南イタリア人たちとって今の状況は更に辛いよね…。







これからこの距離感とスキンシップの減少はイタリア人の新しい生活習慣となるのでしょうか?

それとも今だけ?




日本人の私としては…

どちらでもいいです。



でも、体全体で喜びと愛情を表現するイタリア人も嫌いではないです。


だから、やっぱり元通りのほうがいいのかなぁ。







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