運命的 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

ピピウが最初に手にしたイタリア語の絵本は"PIMPA"の絵本でした。

赤い水玉模様の犬のストーリーで、15年ほど前にはNHKのイタリア語講座でも使われていて、私も以前からその存在は知っていました。

ピピウ0歳のクリスマス。
胆嚢炎の手術後で入院中、警察、軍隊、サッカーチームなどなどが病院を訪れ子供達を見舞い、たくさんくれたプレゼントの中にPIMPAの絵本がありました。

それ以来、我が家はPIMPAのお話はアニメでも絵本でもほぼ制覇したと言っても過言ではありません。
ピピウはPIMPAが大好きです。
「ピンパ」とも言えます。

先日、あるニュースが目に飛び込んで来ました。
https://www.coopfirenze.it/punti-vendita/notizie/coopfi-e-la-pimpa-insieme-per-il-meyer 


PIMPAの作者であるAltan氏。
彼がピピウがお世話になっているフィレンツェ大学付属小児総合病院Meyerに来春完成予定のファミリー・センターの内装を手がけるというのです。

ファミリー・センターは広さ500㎡で、入院前の子供達とその家族の待合室になる予定だそうです。
子供達が遊べる場所、家族がリラックスできる場所、両親が仕事のメールを送受信できるようwifiも完備されるとのことです。
(ちなみに、MeyerはピピウがNICUでお世話になっていた時から無料wifiがどこでも使えて、大変助かりました。)

ピピウはこれまで、結構入院してきましたが、救急からの入院というのがほとんどで、計画的に入院(日帰り入院でしたが)したのは中心静脈カテーテル抜去手術の時のみ。
その時、病室へ案内されるまでは受け付け側のスペースで待っていました。
それが、ファミリー・センターができれば、もっとゆったりと待つことができるのですね。

年間3万人が利用するとされるこの施設。
1,700,000ユーロ(2億円以上)をCoop Firenze が寄付。
PIMPAの生みの親であるAltan氏はCoop Firenze にPIMPAの絵本とマグカップを提供。
(特にフィレンツェ人がだと思うのですが…Meyerに寄付をする企業、個人がとても多いです。この病院、フィレンツェ人の誇りみたいなものでもあるような気がします。)

現在、フィレンツェ(多分トスカーナ州全体)のCoopではPIMPA の絵本と3種類のマグカップが販売されており、絵本3,90ユーロを買うとそのうち1ユーロが、マグカップ6,90ユーロを買うと2ユーロがMeyerのファミリー・センターのために寄付されることになります。



それを知って…

買わずにいられるわけがない。




Meyerにピピウの大好きなPIMPAがやってくるなんて…なんだか運命的です。

早速購入。

マグカップも3種類購入。

PIMPAグッズでMeyerに貢献できるなんて、一石二鳥!

絵本は昨日の晩、寝る前にピピウに読みました。

PIMPAが初めて飼い主のArmandoと会った時のストーリーです♡




我が家はMeyerに足を向けては寝られないほどお世話になりましたし、お世話になっています。

ピピウが生まれてからはクリスマスにMeyer財団が運営するショップにて(院内にあります)、Meyerのグッズ(パーカーやぬいぐるみ、おもちゃ、クリスマスカードやクリスマスオーナメントなどのオリジナルグッズ)を私たち夫婦の中で決めている一定の金額以上を購入するようにしています。
そこでそれらの商品を購入すれば、そのお金はMeyerに寄付されるからです。
しかも、購入の際、どこの科に寄付するかも選ぶことができます。
これまで2回、クリスマスが過ぎたわけですが、私たち夫婦は今のところピピウが長い間お世話になったNICUに寄付しています。

ピピウがここで受けた治療(全額無料)を考えれば、もう塵くらいのものですが…。
これからも続けて行こうと思います。

いつか、Meyerのために、そこにいる小さな戦士たちとその家族のために、何かできるといいんですけどね…。
本当に、本当に、お世話になった(なってる)から。

Meyerが更に素晴らしい病院になることを、とても嬉しく思います。



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