私は日本を離れイタリアに住んで15年になります。
私はここイタリアでは外国人。
イタリア人と結婚してイタリア人家族がいるといっても、いわゆる“移民”です。
私の住むフィレンツェはイタリアの中でも政治的にも比較的外国人に寛容な町です。
(今の政府になってから、フィレンツェも少し雲行きが怪しいですけど。)
ま、フィレンツェに限らずですが、これまでイタリアに住んで、“日本人”だからという理由で差別的な扱いを受けたことは幸いにもありません。
やはり“日本人”というと、イタリア人には好印象にうつる場合が多いように思います。
日本という国や、日本人がよくみられるというのは本当に有難いことです。
特に、私のように海外に住む日本人にとっては。
ただ、世界中に完璧な国というのはありえず、一般的に好印象の日本、日本人でも、非難されることがあります。
小さい物も含めればけっこうあるとは思うのですが、
私的に特に“あ、出た。この話題、避けたいな…”と思うのは…
死刑制度
捕鯨
この2つです。
この2つについては、日本好きの人でも反対している人は多く、けっこう強く非難されます。
これまで、この2つのテーマでイタリア人と論争したこともありますが…
拉致が開かないというのが私の感想。
確かに、私自身も死刑制度や捕鯨に賛成かと言われたら…
なんとも返事が難しいのです。
でも、賛成とはいいがたいけれど、仮に死刑制度も捕鯨も日本が廃止したとして、それによって発生する問題もなんとなくですが理解できる気がする…。
ま、私と私の知り合いのイタリア人とで答えが出るような単純なテーマではなく、最終的にはいつも後味悪く議論が終わるので…
最近は、これらの議論は避けて通りたい
先日、日本のニュースで見たんですが、日本がIWCを脱退。商業捕鯨を再開するそうですね。
イタリアでもちょこっとニュースになっていたようです。
これ…
日本に住んでいる日本人が思っているよりも、海外の人たちは日本人を捕鯨のことで非難しています。
もしも海外へ行って、鯨のことについて話すことになったら、たとえ食べたことがあったとしても「私は鯨肉を食べたことがある」とは安易に言わないことをオススメします。
国際関係でデリケートなのは、なにも政治、宗教、歴史だけではなのですね。
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