品格の違い | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

みなさんはテレビニュースを見ますか?

見るとしたら、どこの局の何時のニュースを見ますか?

私の実家は朝の7時、夜の7時はNHKというのが決まりでした。

実家に戻っている今もそうで、朝と夜、NHKのニュースを見ています。

その他の時間帯に先週はワイドショーも見ました。




先週はマレーシア航空機がウクライナ・ロシア国境でミサイル攻撃にあった件、

中国で期限切れの肉を使用していた件などのニュースをよく目に、耳にしましたが…



やっぱりニュースというのはお国柄が出るものなんだと思います。


マレーシア航空機が打ち落とされたとき、私はまだイタリアにいたのですが、

イタリアでの報道はその時はロシア・ウクライナ、どちらの攻撃によるものなのか

分からないといったような言い方で、

どちらかというと“ロシアより”といった雰囲気が否めなかったように思います。

実際、国の利害関係を考えれば、イタリアはウクライナよりロシアに味方するのはしょうがないことなのかなとも思います。


それが、日本に帰ってみると…

もちろん、事件の真相解明に進展があったということもあるとは思いますが、

日本の報道ではロシアに対し厳しい意見があったように思います。


マレーシア航空機の事件に関しては、日本人搭乗客がいなかったこと、

ロシアとウクライナという、完全にヨーロッパの政治情勢問題ということもあってか、

第三者的な日本の報道だったと思います。




それより、私がビックリしたのは、

中国の企業が期間切れのカビの生えた肉を使っていたとか、

床に落ちた肉やチキンナゲットをそのまま使用していたというニュース。


もちろん、この中国企業の不祥事は許されることではありませんが、

日本のワイドショーの報道の仕方が偏りすぎていることにビックリでした。


ワイドショーの司会はジャーナリストではなく、タレントさんたちなのですね。


私としては、個人的な意見を言い過ぎているし、

まるで、どの民放のワイドショーも中国を敵視しろと視聴者に訴えているようなコメントを

司会者やコメンテーターがよくしているような気がします。

それはもう批判ではなく、敵意が感じ取れます。



中国、韓国で反日感情が増しているといったような報道もありますが…

確かにそうかもしれませんが、日本も反中・韓感情をマスコミがわざと煽り立てているように見えますよ。



イタリアにいると、それほどアジアのニュースは入ってきません。

それが、 日本に帰って来るたびに、日・中・韓の関係が悪くなっているような気がして、

大変残念です。




そして、本当に大変残念なのは日本のワイドショーの品格の低さ。


ま、だからニュースではなくワイドショーなんでしょうけど。


深刻なニュースを興味本位で取り上げて、責任感のないテキトーなコメントをしすぎているような気がします。



それに比べれば…

いろいろな不祥事がここもありましたが…

NHKのニュースはまだ信憑性がありますし、

ジャーナリストの偏った私的見解はそんなに見られないので、見ていてほっとします。








イタリアのマスコミは品格というものがない、プロパガンダしまくりだと思っていましたが…

日本も実は同じでした汗




メディアリテラシー

メディアが流す情報が全て正しいわけではなく、

その情報を疑うということも知らなければなりません。



テレビや新聞でいろいろ騒がれていても、

私たちの生活がメディアにコントロールされないように。

決めるのは常に私たち個人です。












応援クリックお願いします。

↓ ↓ ↓ ↓


にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
にほんブログ村