歩いて国境を越える山登り その2 | 憧れの(?)Italia Firenze生活

憧れの(?)Italia Firenze生活

イタリアはフィレンツェに住みつき早十数年。
日本語を教えながら、イタリア人の夫と息子と暮らしています。
私の平凡なイタリア生活の実態を御紹介♪

さてさて、トレッキングの続きです…



まだイタリア内の山小屋を出発して、さらに上を目指します。



途中にはヤギさんもいました。



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おそらく、このヤギさんからチーズが作られると思うんです…


というのも、この山小屋の一部にチーズやサラミを保存してある小屋があって…


私は中を見なかったんですが、ダンナとstellinaちゃんとマリートさんは中をみて、

それはそれはおいしそうなチーズが並んでたと…。



チーズ大好きな私のダンナは山小屋のおじさんにチーズを譲ってもらえないか交渉。


ところが、少し前にフェスタがあって、その時にチーズを大量に販売したようで、残りのチーズは山小屋のレストランのためにおいておかないといけないから、売れないと…。


交渉不成立。


ダンナ残念ダウン


下山しても「あのチーズが…」ってまだ言ってたし…。





もくもくとみんなで歩いていくと、だんだん景色が開けてきました。



Monte Lemaの山頂からは湖が見えましたよ。


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そして、ここはすでにスイススイス国旗


でも、国境線が引かれているわけでもないし、


税関やパスポートコントロールがあるわけでもないし、


なんだか実感がわきません。



でも、山頂にあった山小屋には確かにスイスの国旗が。




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あ~、空も透き通った青で本当にきれいだったなぁ~ぼー


この山小屋からはケーブルが出ています。



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ただし、スイス側にだけスイス国旗


stellinaちゃんと、


「乗りたいねー!」


って言ってたけど、私たちが下山しないといけないのはイタリア側ですからね。


反対側。



歩きますよ。歩いて帰りますよ。




それにしても…


今となっては来るまで国境を越えたことは数知れず車


それでも、国境を車で越えるというのは、

生まれも育ちも島国の私にとって、

何か特別な、何か不思議な感覚を覚える出来事です。



そして、今回はなんと徒歩で国境を越えた!


それは、それは、不思議な気持ちになりました。



歩いていた道の途中から、国が変わってるなんて…。



なかなかできる経験ではないと思います。



すばらしい場所というだけでなく、すばらしい体験をさせてくれたstellinaちゃん家族に感謝キラキラ






下山を始めてすぐ、こんな景色に出会いました。


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もやがかかってるのが残念ですが、下には湖、

そして、もやで見はっきり見えませんが、山らしき影がアルプス山脈です。



写真では分かりにくいですが、山の向こうにさらに山の影が、山の影の向こうにさらに薄い山の影が…

なんだか絵画を見ているような印象を受けました。


これはこれで、本当に美しい。


自然のなす芸術作品ですね。





下山途中にはもう使われていない小屋や…




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小さな教会がありました。



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結局、11時ごろに上り始めて、下まで降りたのは18時を過ぎていました。



たっくさん歩いたし、

たっくさんおしゃべりしたし、

たっくさん美味しい空気を吸って、美味しいお昼を食べたね~♪




今年の夏、最高の思い出になりましたキラキラ