最近は、ずっとインドのこと書いてますが、
ちゃーんとイタリア話も書きますのでね!
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ブログでは、インドの話。
最新話のメルマガはイタリア語学学校の話(笑)
すごいギャップやなーとじぶんでも思いますが(笑)
しばらくお付き合いください。
これも、わたしのアイデンティティーのひとつです♪インドラブ
閑話休題。
さて、寺院には、お顔の黒いおさるさんもいました。
とっても素敵な授乳シーン!!
・・・というか、『勝手に飲めば?』的なおかあさん猿にビックリですが(笑)
インドのお猿さんは顔が黒いの、なんでか知ってますか??
インドの民話にラーマーヤナという物語があります。
日本語に訳すと、ラーマ王子の物語。
ラーマという賢い王子様が、王に即位するまでの冒険話を描いたものです。
これも口伝えで脈々と受け継がれている話。
その中で、お猿さんの大群が、王子に味方して、悪魔を倒しに行くシーンがあるのですが、
インドのお猿さんたちが、顔が黒くなったのは、その戦いの勇者の証、なんだとか。
せっかくインドに行くんだから、
インドの神話や童話のひとつくらい読まなきゃ!
と思って、日本から持っていったラーマーヤナの本。
ここでお猿さんに逢えて、感謝でした。
一緒に行動してたインド人にも、ラーマのお猿さんだねって言ったら、
ずいぶん喜んでくれたっけ
残念ながら、カーリー寺院の内部は撮影禁止でした。
だいたいインドの宗教施設は撮影禁止。
なので、内部が知りたい方は、是非インドまで行ってご自分の目でしかと見てきてくださいね
インド人は並び方も、文句の言い方も(横入りするなー!!とかね笑)、
拝み方も、焦り方(押し合いへしあい!)も超☆ダイナッミック。
日本人のような
お先にどうぞ
精神はこれっぽっちも見当たりませんでした。
我こそは!!!
ビックリマークの数が足りないかも、ですが
それくらいエネルギッシュ。
まずは自分の欲求を満たすことが最優先順位なようです。
無論、そうじゃない人も大勢いますよ。
それに、普段の生活ではとってもセンシティブでやさしい人たちばかりでした。
少なくとも、私が今回旅したなかでお会いした人は
すべて優しさと愛にあふれていました。
ちょっとお土産やさんで、ボられたりはしたものの、
その人の生活や営業方法などを考えれば、
富のある人が(少なくとも月収の少ない日本人でも、インド庶民よりは裕福です)
富の少ない人に、分け与えるということは、
一種の寄付行為であると私は考えているので
(もちろん、法外な値段であれば、それは勤労なくして富を得る好ましくない行為だと思うのでソコは値切ります!)
ボられるという感覚もなく、むしろまたインドに来れますようにという願掛けになってました。
話がそれました(笑)
2件目は、ラーマクリシュナ・ミッションという場所へ。
インドでは、ベルール・マトと呼ばれる、いわば博物館。
ラーマクリシュナの生涯を展示し、悟りと光明を得るまでの生活様式や実際に使っていたものなどが展示されていました。
ラーマクリシュナ教団があるほど、彼は大人気で、
宗教と化すまでになった人だけあって、見に来る人も多いところです。
私は、宗教に対してあまり偏りを持ちたくない人なので、
実際はあんまり興味はなし。
ドッキネッショル寺院に彼が住んでいた一室があるのですが、
その場所のほうが、澄んでいて、とても精妙な、凛とした美しいエネルギーが流れていました。
ただ、この場所は、とても美しかったのを覚えています。
夕暮れの川べりでカップルや家族、一緒に観光に来た人たちが語り合い、
木々に棲む鳥たちのやかましいくらいの鳴き声も、
なんだか生命力があふれていて、素敵なエナジーがあふれていて。
隣接している寺院で少し座って瞑想して、
鳥と風の音を聴いていたら、自然と一体になれたような
そんな一瞬を感じ取ることが出来ました。
ベルールマトを出たら、もう日は沈んでいて、
暑いインドは夜のほうが活動的なようで、マーケットは徐々に活気付いていました。
煌々と照らされる光の中では
野菜やスナック、日用品を売っていたり、
鍛冶場シゴトをしていたりと様々。
暗くてひとりで歩くのは怖いけど、夜のインドはとてもエネルギッシュ!
最後はカーリー女神寺院という、
また別のカーリーを祀ってるお寺さんに行ったのですが、
コレは笑えるお寺!
残念ながら写真はないのだけど、
案内人についていくと、人ごみの中でお祈りをしろって叫ばれるし、
神様の名前を大声で復唱させられたり、、
案内したんだから、チップよこせ!っていきなり案内人が物乞いになりかわったり(笑)
なんだか、もみくちゃにされて、アトラクションのようなお寺さん。
ヒンドゥー教のお寺は、今やカネの亡者となってる。
とは聞いていたものの、まさにそれを体験したかのようなカーリー寺院。
初めて経験して、楽しくて笑えたけど、
そもそも神聖な寺院で、楽しいとか笑えるとか、お金をせがまれるといあっていうのは
なんだか違うなーっていう感想を持って、そこを後にしました。
寺院のまわりには、そんなことはお構いなしのリアル乞食にあふれていて
幼いコドモも、足や手がかたっぽない老人や女性、男性も
いろんな人がついてきては、モノをせがむ。
コルカタはバングラデシュも近くて、
内紛やテロの被害にあった難民が流れ着くところ。
そういう街の状況の中で、あたりまえにくらせる環境や、モノや食べ物に不自由なく暮らせる日常に
あらためて感謝させられるのです。
そして、観光が終わって、コミューンに戻ると、
陽気なインド人たちは、歌って踊って、笛吹いて。
ちょっとした哲学を語り合って、美味しいごはんを食べて、
そうして夜が更けていく。
わたしのインド3日目。
とても順調で、楽しくて、刺激的な一日。
すべてのめぐりあわせに感謝なのです。