完璧なラケットなどといったものは存在しない。

完璧な卓人が存在しないようにね。


中学生らしき客にそう伝える店員の言葉に、僕はなるほどと思った。


クリッパーCCの板厚問題と軽量化のために色々と考えてインナーフォースレイヤーZLCかな、と見込んで国際卓球高田馬場店に足を運んで来た。


ちなみに国際卓球は普段の生活で使う日用品から生鮮食品、医薬品やサプリメントといったものは一切無く、卓球用品専門店である。

カー用品も無ければアウトドア用品もない。


確かに国際卓球という名前だけある。


店内には流行りの音楽が流れ、流行りのラケット、流行りのラバー、流行りのユニフォームや小物が沢山並んでいる。


古びたレコードやパーカーの万年筆は置いてありそうにない。


店員の男はその言葉に続き、僕の目をみて言った。

「ここは国際卓球だ。卓球用品ならなんでも揃う。良い道具は沢山あるが、それをどう扱うのかはお前次第だ。さぁ何が欲しいのか言ってみろ。」




ー続くー


この物語はフィクションであり、実在する人物、団体とはちょっとしか関係ありません。