失感情症な、おっとりアスペさんがつづる
ちょっと笑えない日常のヒトコマ
例えば、とある休日のこと。
お昼過ぎ。
朝の用事を片付け終わったらしいfiremoが、
コート着て、お出かけカバンを背負って、
何故かダイニングテーブルで本を読みふける場面に遭遇した薫ちゃん。
firemoの隣には、本が入っていたであろうビニールが開封した形のまま、そのまま転がっている状況。
しかも強引に破いて開けた跡がある。
「あれ、外食行くって言ってたから出かけたと思ってた」
「うん…」←本読むのに夢中で大して聞いてないfiremo
15分経過。
今度は、コートを着てお出かけカバンを背負って、さっきまで読んでた本の上に突っ伏してるfiremoに遭遇する。
そしてやはりビニールはそのまま放置。
なんだかよく分からないカオスな状況に、きょと、と首をかしげる薫ちゃん。
「およ…どうしたの?」
firemoの答えは「読み終わった…。お昼どうするの?」。
しかもそれに対する薫ちゃんの返事は
「お風呂入ろうと思ってた」。
いや、そうじゃなくて…と皆様は思われたに違いないが、発達系女子たちはこれで会話が成立する。
発達系女子コンビの平常運転である。
ついでにこの時のfiremoは毎月やってくるアレの1週間前。
おもむろにガタ、と立ち上がり
「邪魔だどっかいけっていうなら部屋で寝てくるか、外行ってくるけど。」
なんともストレートというかなんというかなfiremoの問いかけに、薫ちゃんは「ああ今、Black firemoかー」と返す。
「うん…1週間前」
「じゃあ先ごはん食べてfiremoを先に寝かせるかな」
「ちゅ~るちゅ~るワンちゅ~る~」
firemoが歌いだし、これで会話成立。
件のビニールはそのままに、薫ちゃんは無言で自分の部屋にリターンし、firemoはマンガを読み始める。
文字に起こせばカオス極まりない状況だが、別になんてことはない日常だ。
つづく
Firemoのmy Pick