3/29の日経平均は201円高の40369円となり、少しずつですが着々と安定40000円の足場を固めつつあります。
現在の日経平均は一昔前と比べれば割安感こそないものの、予想PERは17倍程と決して過大評価された数字ではないと感じます。
2月の消費者物価指数は前年比で2.8%の上昇といよいよインフレの波が加速してきました。また企業の好業績を受け、連合が公表した春闘の第二回回答集計によると賃上げ率は5.25%、中小企業でも4.50%と高水準の数字となりました。
今後このインフレが続くとすると、必然的に企業の名目収益は上がり、それに連動して名目値である株価も上がります。
企業の利益が上がれば賃金も上がっていく訳ですが、それ以上に物価が上がれば実質賃金はマイナスですね。
また現金の価値も毀損していくため、今後は現金を株式や不動産等のインフレに強い資産に転換することが、生活を守る上で最大のリスクヘッジとなる筈です。
さて来週からS株で何を買おうかなというところですが、独断と偏見で下記3銘柄を狙っています。
①KDDI
PER13.52倍 PBR1.82倍 利回り3.12%
一つ目はKDDIです。最近はローソンTOBの妥当性の懸念から株価低迷気味ですが、22期連続増配予定は伊達ではありません。この間の業績を見ても営業利益は綺麗な右肩上がりで非の打ち所がありません。
高配当株と言われた銘柄が軒並み3%を割り込む中、景気に影響を受けにくい情報通信業で業績安定のKDDIが利回り3.12%はとてもお買い得だと感じています。
②積水ハウス
PER11.22倍 PBR1.3倍 利回り3.56%
こちらも13期連続増配予想ですね。2023-2025の第6次中期経営計画の中で、『国内の“安定成長”と海外の“積極的成長”』というフレーズが出てきます。この言葉通り事業セグメント別内訳で国際事業を3年で売上・営利とも倍近くまで伸ばす計画です。成長鈍化が予想される国内から海外に打って出る姿勢は、成長戦略としてとても好感を持っています。
③三菱HCキャピタル
PER12.78倍 PBR0.92倍 利回り3.46%
高配当株投資家に大人気銘柄ですね。25期連続増配予定と株主還元は言うことございません。2024年3月期純利益予想は1200億円と過去最高益を更新することになるでしょう。10年間の営業利益を見ても安定基調で総じて右肩上がりで推移しています。
以上3銘柄を候補にしています。こう見ると連続増配の大型株で正直面白みは全くないですね。
でもそれでいいんです。重要なのは想定以上に下落した時に喜んで買い増せるかです。
大きく勝つよりも負けない投資を志向する私としては、このような投資が性格上一番合っていると考えています。
常に最大利益、最大効率、最適解を探し続けると気持ちが休まることがありません。私は焦らず気楽に、まぁ負けなきゃいいよぐらいのスタンスで株式投資と一生付き合っていきたいと思います。
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