『an・an』血液型特集その2
すっかりとらこさんに水をあけられてしまった(こことかこことかこことかこことか)し、a-geminiさんにもコピーまで示されちゃったので、落穂拾いをば。あ、a-geminiさんが紹介されている藤田紘一郎の「理論」ですが、あれって竹内久美子と何が違うん?ともう一度言うておく。
さてさて。「AB型男子」の攻略法がp.53に書いてあるのだが、右下にイラスト入りでこうしましょう的な例が。
…って読者ナメとんのかあっ!!これのどこが「知的」じゃあっ!!「知的」かどうかはおいといてこれのどこがおもろいんじゃあっ!!
次。韓国の話。「BLOOD×韓流」。p.78-79。韓国でも血液型性格判断が根付いてしまったのはよく知られるところ。ただし日本のブームが輸出されたのが原因。つまり、日本の恥を海外にまで持っていってしまった、と。韓国の皆さんすみませんすみません。m(_ _)m
さて、民族が違えば血液型分布も当然違う。韓国は若干B型の比率が日本人より高い。で。
「川原さん」てのは、川原みなみさん(知らんかった。すまん)のことで、「サッカー好きが高じて韓国にハマり、2年留学。韓流スターのイベントやコンサートの司会のほか、韓国サッカーの著書も。」ということだそうだ。
で、じゃあどれくらいB型が多いの?ということになるのだが、表が出ていて(これがまた藤田紘一郎の本が引用元になっている)、日本のBが22%なのに対し、韓国では27%。たった5ポイントの差。一番多いのはどちらもAで、日本が38%で韓国が33%。こちらも5ポイント。ちなみにごく大雑把に言うと、日本はA:O:B:AB=4:3:2:1だが韓国だと3:3:3:1である。100人の集団を作ったら、日本だったら22人がBだが韓国では27人がBだ、と。その5人の差で100人の集団の特徴が変わるのであれば、B以外は空気のような存在ってことにならんか?
このあたり、量的な把握をせずに、二分法的に多い少ないという言葉を使っているような感じがする。
国際社会において「名誉ある地位」を占めたいと思うのであれば、血液型性格判断を生み出した我が国において、まずは血液型性格判断を無力化せねばならないと思う(とちょっと強引に憲法記念日に結びつけてみる)。
血液型特集については以上。あとはとらこさんに期待。(^^)
総じて、今年の特集はつまらなかった(というと語弊があるか)。血液型と星座の組み合わせ、ということで、ある意味オーソドックスなパターンであると言えるだろうか。ネタ切れなのか、藤田紘一郎という「使える」学者が出てきたから、オーソドックスに攻めようということなのか。
面白いのは、特集の後の広告記事のページ。雑誌の表題は「血液型で、恋は決まる!」だが、p.88にはデカデカと
血液型で決まるんじゃないのかよ!!
このページはmod's hairの広告なのだけど、記事の体裁を取っているので、「武蔵って覚えればいいんだよ」を知的を思ってしまうような人々には記事との区別はつかんかもしれん。この矛盾を感じ取ってくれればいいのだけど。
もう一つ面白いのは、雑誌の後ろのほうの占い特集だ。今回気付いたのは、「波動修正」なるものをウリにする人が多い、ということ。たとえば、
みたいな。この人だけじゃない。記事の体裁を取っている(FREIAという広告代理店が取っているページ?)3ページ中6人の占い師が出ているのだが、うち3人が波動修正を使う(「使う」ってのもアレだけど)。もっと後ろの露骨に広告のページをざっと見ても、波動修正とかパワー波動とかの文字が見える。何百万もする「波動アストレア」とか買わなくても波動がわかって修正まで出来ちゃうんだから、江本勝の商売は上がったりだね!…とはいかないんだろうな、たぶん。
あとは「復活愛」って文字もそこかしこに見えるんですが…なんか病んでるなあ。(^^;;
騙される人には申し訳ないけど、こういうところから世相が窺えて面白い。
ちなみに、「占い師募集」で検索をかけると面白い。「占い師募集 未経験」も面白い。占い師が時給いくらとか知っちゃったら重みもなんもなくなるような気もするけれども。
さてさて。「AB型男子」の攻略法がp.53に書いてあるのだが、右下にイラスト入りでこうしましょう的な例が。
彼の知的な会話に「おもしろい」の相づちを。
(以下イラストに添えられた手書き文字)
「新タワー東京スカイツリーは634メートル 『武蔵(634)』って覚えればいいんだよ。
「おもしろ~い」
…って読者ナメとんのかあっ!!これのどこが「知的」じゃあっ!!「知的」かどうかはおいといてこれのどこがおもろいんじゃあっ!!
次。韓国の話。「BLOOD×韓流」。p.78-79。韓国でも血液型性格判断が根付いてしまったのはよく知られるところ。ただし日本のブームが輸出されたのが原因。つまり、日本の恥を海外にまで持っていってしまった、と。韓国の皆さんすみませんすみません。m(_ _)m
さて、民族が違えば血液型分布も当然違う。韓国は若干B型の比率が日本人より高い。で。
A型が一番多いのに…。韓国はB型天国!?
「留学中に"韓国はB型が多いんだよ"と聞いて、すごく納得しました。私の中では韓国=B型のイメージ。そのぐらいB型の性格が色濃く出ている国だと思います」(川原さん)
(以下略)
「川原さん」てのは、川原みなみさん(知らんかった。すまん)のことで、「サッカー好きが高じて韓国にハマり、2年留学。韓流スターのイベントやコンサートの司会のほか、韓国サッカーの著書も。」ということだそうだ。
で、じゃあどれくらいB型が多いの?ということになるのだが、表が出ていて(これがまた藤田紘一郎の本が引用元になっている)、日本のBが22%なのに対し、韓国では27%。たった5ポイントの差。一番多いのはどちらもAで、日本が38%で韓国が33%。こちらも5ポイント。ちなみにごく大雑把に言うと、日本はA:O:B:AB=4:3:2:1だが韓国だと3:3:3:1である。100人の集団を作ったら、日本だったら22人がBだが韓国では27人がBだ、と。その5人の差で100人の集団の特徴が変わるのであれば、B以外は空気のような存在ってことにならんか?
このあたり、量的な把握をせずに、二分法的に多い少ないという言葉を使っているような感じがする。
国際社会において「名誉ある地位」を占めたいと思うのであれば、血液型性格判断を生み出した我が国において、まずは血液型性格判断を無力化せねばならないと思う(とちょっと強引に憲法記念日に結びつけてみる)。
血液型特集については以上。あとはとらこさんに期待。(^^)
総じて、今年の特集はつまらなかった(というと語弊があるか)。血液型と星座の組み合わせ、ということで、ある意味オーソドックスなパターンであると言えるだろうか。ネタ切れなのか、藤田紘一郎という「使える」学者が出てきたから、オーソドックスに攻めようということなのか。
面白いのは、特集の後の広告記事のページ。雑誌の表題は「血液型で、恋は決まる!」だが、p.88にはデカデカと
モテてる人はみんな知ってた!
恋は"髪型で決まる"という真実。
血液型で決まるんじゃないのかよ!!
このページはmod's hairの広告なのだけど、記事の体裁を取っているので、「武蔵って覚えればいいんだよ」を知的を思ってしまうような人々には記事との区別はつかんかもしれん。この矛盾を感じ取ってくれればいいのだけど。
もう一つ面白いのは、雑誌の後ろのほうの占い特集だ。今回気付いたのは、「波動修正」なるものをウリにする人が多い、ということ。たとえば、
ネオン先生の占術
想念伝達・波動修正・霊聴・霊感・霊視・未来透視・水晶透視・チャネリング・夢判断・オーラ・前世・故人&守護霊メッセージ・動物交信・方位方角・魂入れ
みたいな。この人だけじゃない。記事の体裁を取っている(FREIAという広告代理店が取っているページ?)3ページ中6人の占い師が出ているのだが、うち3人が波動修正を使う(「使う」ってのもアレだけど)。もっと後ろの露骨に広告のページをざっと見ても、波動修正とかパワー波動とかの文字が見える。何百万もする「波動アストレア」とか買わなくても波動がわかって修正まで出来ちゃうんだから、江本勝の商売は上がったりだね!…とはいかないんだろうな、たぶん。
あとは「復活愛」って文字もそこかしこに見えるんですが…なんか病んでるなあ。(^^;;
騙される人には申し訳ないけど、こういうところから世相が窺えて面白い。
ちなみに、「占い師募集」で検索をかけると面白い。「占い師募集 未経験」も面白い。占い師が時給いくらとか知っちゃったら重みもなんもなくなるような気もするけれども。