『日経エレクトロニクス』no.1016(2009.11.2)の「特集 イオン健康家電の正体」から
一部で話題の(?)『日経エレクトロニクス』を買ってきました。いい値段する雑誌やなあ。それはともかく。
今回の特集、「イオン健康家電の正体」はなかなか気合が入っている良記事だと思います。各社の状況を過去からの流れも含めて紹介し、それぞれの「イオン」の発生方法についてもまとめてくれています。
この中で、「イオン」製品のうち、「マイナスイオン・ドライヤー」だけはモニター調査などによる官能評価の結果が、改正された「不当景品類及び不当表示防止法」が求める「根拠」とみなされ、マイナスイオン家電群のなかでは例外的に人気を維持できていると書かれています。そしてそれを受けてか、1ページ丸々使った囲み記事が載せられています。
その囲み記事では、ナノイードライヤーの評価の高さが、ナノイーによるものなのか、風量や温度などの他の機能によりもたらされたものなのかの切り分けがされていないということが指摘されており、これまでのニセ科学批判で指摘されていたことと合致しています。
で。
マイナスイオンといえば(ネット上では)SSFS氏、という高い(?)評価がすっかり固まっていますが。SSFS氏の「ホームグラウンド」であるところのYahoo!掲示板で、恣意的な引用をされていることが雑誌を見たらわかったので、当該掲示板に投稿しておきました 。折角なので、こちらの方にも載せておきます。
…左下の検索窓で、このブログを「SSFS」で検索していただいてもいいんですが。
今回の特集、「イオン健康家電の正体」はなかなか気合が入っている良記事だと思います。各社の状況を過去からの流れも含めて紹介し、それぞれの「イオン」の発生方法についてもまとめてくれています。
この中で、「イオン」製品のうち、「マイナスイオン・ドライヤー」だけはモニター調査などによる官能評価の結果が、改正された「不当景品類及び不当表示防止法」が求める「根拠」とみなされ、マイナスイオン家電群のなかでは例外的に人気を維持できていると書かれています。そしてそれを受けてか、1ページ丸々使った囲み記事が載せられています。
その囲み記事では、ナノイードライヤーの評価の高さが、ナノイーによるものなのか、風量や温度などの他の機能によりもたらされたものなのかの切り分けがされていないということが指摘されており、これまでのニセ科学批判で指摘されていたことと合致しています。
で。
マイナスイオンといえば(ネット上では)SSFS氏、という高い(?)評価がすっかり固まっていますが。SSFS氏の「ホームグラウンド」であるところのYahoo!掲示板で、恣意的な引用をされていることが雑誌を見たらわかったので、当該掲示板に投稿しておきました 。折角なので、こちらの方にも載せておきます。
「注目点(4)」の引用部分の続き官能評価などについての「技報」に関しては、こちらの投稿 をご覧ください。2009/11/16 0:36 [ No.2829 / 2829 ]
『日経エレクトロニクス』、見てみました。
囲み記事(といっても1ページ丸々使ってますが)で、「マイナスイオン・ドライヤーを高額製品に育てたパナソニック」という記事が p.41 に載っています。「注目点(4)」の後半でssfs2009さんが引用しているものですね。
現物を見てわかったのですが、ssfs2009さんの引用の仕方はなかなか香ばしいものがあります。若干重複しますが、引用されなかった部分も含めて下に紹介します。
▼▼▼ここから引用▼▼▼
(…)そのため、官能評価だけでは実際のユーザーの評価を予測しきれないと判断した。この課題を解決するために、しっとり感と毛髪水分率の変化といったように、官能評価の項目と物性値を組み合わせて調査する手法を編み出した。
ただし、同社が注目するのはあくまで製品として性能である(原文ママ)。定量的な物性評価をするとはいっても、科学的に厳密な評価は一部で、例えばナノイーと、風量などほかの要因とで、寄与の比較などは行っていない。そのため、ナノケアを使って得られるしっとり感がナノイーによる効果なのか、風量や温度といったほかの機能による効果なのかは、明確ではない。それでも、多くの人がナノケアを使えばしっとり感を得られていることは確認しており、実際にユーザーの満足度を高く保てるという。
▲▲▲▲ここまで▲▲▲▲
ナノイーにしろなんにしろ、メカニズムを議論する際には、ssfs2009さんが引用しなかった「ただし」以下が重要です。ここで言われていることは、まさに「菊池氏」らが言ってきたことではないですか?それとも、この記事の執筆者も「不健全なニセ科学批判者」に含めるのでしょうか。
ちなみに先日投稿したように、官能評価や物性評価についての「技報」については、折角こちらで紹介したのにssfs2009さん(あの時はssfs2007さんだったかな)に、そういうのはもうおなかいっぱいと言われ、それ以来無視されているんですよね。開発者の努力を見ようとしていないのは誰なんだか。
これはメッセージ 2807 ssfs2009 さんに対する返信です
…左下の検索窓で、このブログを「SSFS」で検索していただいてもいいんですが。