プラニック・ヒーリング
なにかを見ていて(なにかがなんだったかは忘れた^^;;)リンクを辿っていったら行きついたのが「プラニック・ヒーリング ジャパン 」というサイト。まあ文字が発するオーラ(笑)から察せられるように、ソレ系のアレのようなのだけど、つらつら見ていたら幾つかツボにはまったのでちょっとだけ紹介してみる。
のっけから、こうである。
プラニックヒーリング・ジャパンは、サトルエネルギー学会の協賛団体です。「サトルエネルギー学会 」については言うまでもないと思うが、まあソレ系の大御所が集まった団体だ。「サトル」は「悟る」ではなくて「subtle」。役員 を見ると、「あれ?七田はいないのか?」と思わずつぶやいてしまうぐらいの、ある意味オールスターである。(wikipedia はこちら)。
学会役員に名を連ねている根本泰行氏が、このプラニック・ヒーリングジャパンの代表。ただし、単なる代表というだけでなく、我々の興味を惹くのは、その経歴。そのサイト内の「ティーチャーの紹介 」から。(太字強調は引用者による)
…というわけで、東大で植物やってドクターとって、江本の弟子になっちゃったという奇特な人。まあオウムの前例があるから「奇特」で片づけてしまってはいけなくて、なんでそういう人もソレ系にはまってしまうのかの分析はちゃんとしなくちゃならないのだけれども。東京大学理学系大学院植物学課程修了、理学博士。
精神世界に興味を抱くようになり、見える世界と見えない世界、科学と霊性(宗教)を繋ぐことに関心を抱く。水を通してそれが可能ではないかと考え、ご縁を頂いて2002年1月からIHMに就職。江本勝を代表とする「水への愛と感謝プロジェクト」の事務局長。
2004年11月の「第1回ウオーター・フォー・ライフ・フェスティバル」に江本勝の秘書としてプラニック・ヒーリング上級ティーチャーのヘーゼル先生を招待することに関わったことから、プラニック・ヒーリングとの縁が生まれる。以来、IHM主催でヘーゼル先生のワークショップを8回開催、過去6回にわたって主催者兼通訳として働く。2005年6月にメルボルンで開催されたプラニック・ヒーリング創始者のチョー・コク・スイ大師による「アルハティック・ヨガ」の準備コースに参加。2006年1月にヘーゼル先生より基礎編のティーチャーとして認定される。4月より基礎編ワークショップを主催。6月にはメルボルンにて、チョー・コク・スイ大師による「高次の透視能力」ならびに「アルハティック・セクシャル・アルケミー」のコースを修了。8月には基礎編の教科書を翻訳出版する。
2007年8月15日に合同会社ツイン・ハートを設立、代表となる。2007年9月にメルボルンにて、「アルハティック・ヨガ」のレベル1&2を受講。同月ヘーゼル先生より上級編のティーチャーとして認定される。10月より上級編ワークショップを開催。2008年2月より、プラニック・サイコセラピーのティーチャーとして認定される。
現在、人の意識が水に及ぼす影響についての科学的研究にも興味を抱いている。
さて、もう一つ興味を惹く点が、上で引用した最後の文章にも関わるのだが、このひとたち、科学を自称している、ということ。トップページの下の方にはこう書いてある。(太字強調は引用者)
特に後段はこの手の人たちにしては実にマトモなことを言っている。どうかすると西洋医学はダメで東洋だのホリスティックだの、となりがちなところ、ちょっと冷静だ。もっとも、「相補う」というのがどういう意味で使われているのかがわからないので、「西洋医学をふまえて」なのか、「それはそれとして」なのか、後者の可能性も考えておかないといけないとは思う。
- プラニック・ヒーリングは宗教ではありません。五感では感知することのできないエネルギーの世界を含めた“科学”です。
- 西洋医学もしくは伝統医学に代わるものとしてではなく、相補うものとして作られています。
で、ここで公言されているように、彼らのやっていることは「科学」なんだそうである。珍しくないですかね?こう言っちゃうの。だとすると、科学の俎上でトコトン批判されてもOKということなんでしょうね。まあ代表の経歴からしてマークしておかないといけないかもしれないけど、今のところはソレ系の数多溢れるアレの一つという感じなので、ことさら取り上げるつもりはないですが。
いちおう言っておくと、当然他の部分は無茶苦茶で、たとえば
オーラ視などの特殊能力やヒーリングに関する予備知識を前提としません。むしろ、今までまったくヒーリングについて習ったことがない方や、普通の主婦やオフィスワーカーなど、ごくごく一般の方のためにこそ作られたコースである、と言うことができます。なんてことも書いてある。もちろんオーラを否定してるんじゃなくて、誰でもできますよ、と言ってるだけ。「プラニック・ヒーリング前後でのオーラの変化」の図なんてのまで載せちゃっているのだから。
というわけで、ちょっと面白かったので紹介してみました。
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ところで、私の好きな言葉の一つに、島本和彦のこんなのがある(何に載ってたかは失念した…スミマセン)。
大爆笑かつ切ないセリフであるが、^^;;女にもてる男は大きく3種類に分けられるっ!
ひとつは斬らなければならない奴!!
ぶった斬る値うちもない奴!!
そして最後のひとつは―
斬っても斬っても斬り足りぬ奴だぁっ!!!
まあ私にとってニセ科学も似たようなところがあって。
斬らなければならないニセ科学
斬る値うちもないニセ科学
そして、斬っても斬っても斬り足りぬニセ科学
現状では、この人たちは、まだ「斬る値打ちもない」ニセ科学、というところかな。
被害者がいないわけではないだろうから、そうも言ってはいられないのでしょうが…。