言葉の力
病院の待合室でふと手にしたパンフレット、「絵本のある子育て」。この中の、川端強さんという方の文章にあった言葉を紹介する。
「水からの伝言」や「水は答を知っている」を読んで、「ちょっといい話」と思ってしまった方。「ありがとう」がなぜ「良い」のか、もう一度考えてみて欲しい。水との関わりではなく、人との関わりがポイントなのだから。
言葉は、考え、思い、学び、表現するための手だてです。言葉が豊かになることは、考えや思いが豊かになることです。それは、人が人らしく生き、社会のなかで人々とかかわりをもって暮らしていくうえで、どんなにか大切なことでしょう。そうなのだ。お水様にお伺いをたてている場合ではないのだ。人々とかかわりをもって人らしく生き、考えや思いが豊かになるための手だてとしての言葉なのだ。そこを抜きにして「良い言葉」「悪い言葉」を語って一体何の意味があろうか。
これほど大切な言葉の力は、親から子へのやさしい語りかけや、絵本を読んであげるという、温かく、人間的なふれ合いをとおして、より豊かに得られていくのです。
「水からの伝言」や「水は答を知っている」を読んで、「ちょっといい話」と思ってしまった方。「ありがとう」がなぜ「良い」のか、もう一度考えてみて欲しい。水との関わりではなく、人との関わりがポイントなのだから。