陰謀論の素地 | ほたるいかの書きつけ

陰謀論の素地

 沖縄「集団自決」訴訟に関連して、産経記者の方のブログ をちょっとだけ読んだ。
 なんというか、ブログ主の主張自体、かなり香ばしいのだけども…まあ産経だし、と思ってしまうが本当はそれではいけなくて、ジャーナリストとしてそれはどうか、と問題設定すべきなんでしょうが。
 凄いのは、エントリよりもそのコメント欄。ここにコメントを寄せる方々の内容がもう凄いとしかいいようがない。裁判で負けるのは左翼が日本を支配しているからだ、みたいな勢い。おいおい、ホントにそうなら今頃日本はもっとマトモになってるよ、って。
 こういうのを見てると、陰謀論が受け入れられるのもわかる気がしますね。結論先にありき(いまの場合ならば裁判に負けるのはおかしい、と)で、それが受け入れられないのは自分たちに反対するものが裏から支配しているからだ、と。脳内で「合理的」説明をつけちゃうんだなあ。
 それはそれとして、そこで頑張ってるni0615さんはえらい。淡々と、ブログ主の矛盾点を指摘し続けている。コメントしている他の人々も、いつか気がつくときが来るのかなあ。というか来て欲しい。

 ところで、3/27のエントリ を見てたら、国会議員になった義家弘介氏の国会での質問が載っていた。なんというか、堕ちるところまで堕ちたなあ、という感じ。ちょうど、江原啓之の雑誌「KONOYO」を立ち読みしてて、義家氏が登場してたのを見たばっかりだったので、いっそう「堕ちたな」という感を強くした。