あの人の相対主義
えー、某Mさんの件については、こちらでhietaroさんが書かれているように
、どうやら実に単純な話だったようではありますが。深読みしすぎたかな。
リファラをたどって知った、黒木さんの「相対主義に関するよくある質問」 。昔々見たような気もするけれども、よく憶えてない。^^;; ということで、ざっと読んでみた。
相対主義を幾つかに分類している(認識的相対主義や道徳的相対主義など)。で、それぞれがどういう性格を持つものかということがコンパクトにまとまっていてわかりやすい。
ところが、読んでいくと、相対主義を擁護する人々は、それらの違いを曖昧にする傾向が強く、極端な相対主義かと思って批判をすると穏健な相対主義を主張したり、穏健な相対主義かと思って読んでいくと極端な相対主義が隠されていたり、ということがあるので注意せよ、なんて書いてある。
こういう曖昧さは、某Mさんの文章からも伺える。たぶん、そこまで考えていない(相対主義の中身について、分析的に考えていない)のではないかと思うが。通り一遍の書物を読んだだけで。
というわけで、(特にMさんに対してというわけではなく)相対主義を放っておくと、初めは穏健なように見えても、その曖昧さによってズルズルと極端な相対主義を含むような主張に拡張されてしまうことにならないか、という危惧を感じる。その果てにあるのが学習指導要領の相対主義だったり。
どうすればいいのかな。曖昧に見える主張には、立場をはっきりしろと言うのがいいのか(どういう相対主義なのかをはっきりしてもらう)。
ま、基本は、科学の考え方を世間に理解してもらう、ということなんでしょうけれども。
リファラをたどって知った、黒木さんの「相対主義に関するよくある質問」 。昔々見たような気もするけれども、よく憶えてない。^^;; ということで、ざっと読んでみた。
相対主義を幾つかに分類している(認識的相対主義や道徳的相対主義など)。で、それぞれがどういう性格を持つものかということがコンパクトにまとまっていてわかりやすい。
ところが、読んでいくと、相対主義を擁護する人々は、それらの違いを曖昧にする傾向が強く、極端な相対主義かと思って批判をすると穏健な相対主義を主張したり、穏健な相対主義かと思って読んでいくと極端な相対主義が隠されていたり、ということがあるので注意せよ、なんて書いてある。
こういう曖昧さは、某Mさんの文章からも伺える。たぶん、そこまで考えていない(相対主義の中身について、分析的に考えていない)のではないかと思うが。通り一遍の書物を読んだだけで。
というわけで、(特にMさんに対してというわけではなく)相対主義を放っておくと、初めは穏健なように見えても、その曖昧さによってズルズルと極端な相対主義を含むような主張に拡張されてしまうことにならないか、という危惧を感じる。その果てにあるのが学習指導要領の相対主義だったり。
どうすればいいのかな。曖昧に見える主張には、立場をはっきりしろと言うのがいいのか(どういう相対主義なのかをはっきりしてもらう)。
ま、基本は、科学の考え方を世間に理解してもらう、ということなんでしょうけれども。