シリーズ激動の昭和3月10日・東京大空襲語られなかった33枚の真実
予想外にちゃんとしていたと思う(途中から見たのですが)。TBS系はがんばってますね。
いくつか印象に残った点。
B29の搭乗員へのインタビューで、ある搭乗員が東京大空襲の石川が撮った写真を見せられ、「仕方なかった、任務だったんだ」と身体を震わせながら語る場面。文字だけにすると冷たい感じがするけれども、おそらく複雑な感情が胸のうちにはあったのだろう。映像の力か。
Apemanさんの「「悔恨」はどのように表現されるのか」 というエントリの趣旨と関連するのかもしれないけれども、写真の持つ迫力が、ストレートに相手の心に突き刺さり、その姿もまた映像で捕らえた、ということなのかもしれない。
最後のナレーション。クラスター爆弾等々、現代につながる問題であることを述べた。これは大きいことだと思う。
「あの時代は大変でしたね」で終わるのでもなく、「あの時代の人びとのおかげで-死んでまで守ってくれたから-今の日本がある」というような勝手な物語をデッチあげるのでもなく、冷静に、当時と現在の連続性について触れ、いまの日本政府の態度に疑問を突きつけた。いまのマスコミの状況を考えれば、拍手を送りたいぐらい。
途中から見たのではじめのほうで何を言っていたのかわからないのですが、一瞬ちらりと見えたのは、重慶爆撃。無差別の空襲という戦術は、ずっと前から日本が先に行っていたということも取り上げていたのだろうか。だとすれば、ますます良い番組と言えるだろう。
日本のマスコミも、まだまだ捨てたものではない、という気にさせてくれた。
同時に、ずっと昔、私は表参道近くの青山通りをよく歩くことがあったのだが、東京大空襲の写真であそこに黒こげの死体がずらっと並んでいる場面も思い出した。
自分が歩いている道に、かつて大量の死体が並べられていたということ、今回の番組で示されたように、単に死者の「数」にとどまらない個別性があることを、忘れないようにしたいと思う。
とりとめのない感想ですが、とりあえず。
いくつか印象に残った点。
B29の搭乗員へのインタビューで、ある搭乗員が東京大空襲の石川が撮った写真を見せられ、「仕方なかった、任務だったんだ」と身体を震わせながら語る場面。文字だけにすると冷たい感じがするけれども、おそらく複雑な感情が胸のうちにはあったのだろう。映像の力か。
Apemanさんの「「悔恨」はどのように表現されるのか」 というエントリの趣旨と関連するのかもしれないけれども、写真の持つ迫力が、ストレートに相手の心に突き刺さり、その姿もまた映像で捕らえた、ということなのかもしれない。
最後のナレーション。クラスター爆弾等々、現代につながる問題であることを述べた。これは大きいことだと思う。
「あの時代は大変でしたね」で終わるのでもなく、「あの時代の人びとのおかげで-死んでまで守ってくれたから-今の日本がある」というような勝手な物語をデッチあげるのでもなく、冷静に、当時と現在の連続性について触れ、いまの日本政府の態度に疑問を突きつけた。いまのマスコミの状況を考えれば、拍手を送りたいぐらい。
途中から見たのではじめのほうで何を言っていたのかわからないのですが、一瞬ちらりと見えたのは、重慶爆撃。無差別の空襲という戦術は、ずっと前から日本が先に行っていたということも取り上げていたのだろうか。だとすれば、ますます良い番組と言えるだろう。
日本のマスコミも、まだまだ捨てたものではない、という気にさせてくれた。
同時に、ずっと昔、私は表参道近くの青山通りをよく歩くことがあったのだが、東京大空襲の写真であそこに黒こげの死体がずらっと並んでいる場面も思い出した。
自分が歩いている道に、かつて大量の死体が並べられていたということ、今回の番組で示されたように、単に死者の「数」にとどまらない個別性があることを、忘れないようにしたいと思う。
とりとめのない感想ですが、とりあえず。