「『スピリチュアル』コーナーで倫理違反」 | ほたるいかの書きつけ

「『スピリチュアル』コーナーで倫理違反」

「「スピリチュアル」コーナーで倫理違反=フジ「27時間テレビ」-BPO検証委」 (時事)
「江原氏出演のフジ系バラエティーに意見 放送倫理検証委」 (『朝日』)

先月あたり一部週刊誌でも話題になっていましたが、BPO(放送倫理・番組向上機構)が、江原が出演し、リンゴを送る活動をしていた美容院経営者を「カウンセリング」した番組について、「出演者への配慮を決定的に欠いている。番組の取材や構成、演出は、制作上の倫理に反する」と意見を出したそうです。

「週間文春」 の最新号でも、「江原啓之『インチキ霊視』壇れい『死んだ父親』が生きていた」という記事が出ていますね。江原本人が本気で霊視をしたつもりになっているのか芝居をしているのかはわかりませんが、どちらにしても、どこかで仕入れた情報からお話を作り上げている(繰り返しますが、本人が意識して作っているか、それとも妄想を本気で信じているのかは問いません)ように見えますね。

いづれにしても、重要なのは、誰にも確かめようのない言説で、他人の人生を左右することをメディアはしてはいけないのだ、ということだと思います。


ついでに上記『文春』には他にも面白い記事が幾つか載ってます。
   「イタリアで「年間バカニュース」に選ばれたUFO大好き山根隆治」
   「
「9・11」陰謀説をブチあげた民主 藤田幸久に「あの人ダイジョブ?」
   「ブラジル人「オカルト予言者」を礼讃した下村博文」
さもありなん、というかなんというか。
結局、自民党も民主党も同じ穴のムジナなんですよね。元々どっちも自民党だったんだから、ありもしない対立構造を無理やり作り出そうとしてトンデモに走る。「二大政党制」の虚構がこんなところにも現れた、と感じます。

二大政党制が良い、というのもある種の「トンデモ」だと私は思っているのですが、これについてはいずれ論じたいと思っています。