君が 花なら
雲を払う風になり
降り注ぐ陽光となり
生命の球根には 澄み切った水を注ごう
俯いてはいけない
君の中で脈打つ球魂は 光を欲しているから
君は 気付くだろうか
その鮮やかな 花弁を撫でる風に体温が在ることを
微熱を帯び 痣が残る程に締め付ける
愛に満ちた 抱擁を
やがて 一つは
その柔らかな花弁に そっと寄り添い
潤み 蜜を蓄え 膨らんだ蕾に
柔らかな接吻を交わし 甘い蜜を吸う
火照った肢体は
絡み合うように
溶け合うように
二つは一つに成る
軋む程に 二つは久遠に愛し合う
棘が在るなら 棘ごと抱きしめよう
毒が在るなら 毒ごとも飲み干そう
そして 共に 煌めき 生命を謳歌しよう
君が 花なら
そういう風に 僕は逝こう
carpe diem







