変な時間に起きた。
昨日は麻薬の使いすぎで、強烈な眠気が来ていたので早くに寝てしまったせいかな。
起きて、ベッドで1人で、急に発狂しそうになった。すぐ隣に死がある気がした。
何をしても治らない、当たり前だ。
ガンから来ているこの症状は癌が"治らなければ"良くならない。
これが何を意味しているか考えた時、居てもたってもいられなくなってしまった。
安定剤を飲み、1人で居るのが怖くなって珍しくナースステーション前の談話室でお茶を飲んでいる。1人が怖いなんて珍しいな。不安なんだろうと思う。
私はこれからどうなるのだろう。
そんな現状から目をそらすように、最近は現実逃避ばかりしている。
文章を書くのでさえ現実と向き合わなくてはならない気がして避けていた。
とにかく怖いんだ。
ある程度、覚悟の様なものはしてきたつもりでも、手立てがなく緩やかに確実に死に向かうという現実はなかなか厳しいものがあった。
死は万人に等しく平等であり、私だけが特別などではなく、こういった感情もこれから少しずつ乗り越えていかなければならないのだろう。
大切なのは毎日を楽しく笑って過ごすことだと常日頃から思っている。
家に帰りたいけど、治療の関係で帰れないのは辛いな。少しでも子供と一緒に過ごそうとすると治療が出来なくなってしまう。
この板挟みで揺れている。
上手い方法、何かないかな。