癌が分かった時、まず思った事は
まずい。子供達が小さすぎる。
という事だった。
完全ワンオペ育児だったのだけど、病状からして誰かのサポートなしにその生活を維持する事は不可能だと言うことはすぐ分かった。
状況をすぐ母に話し、急遽実家に援助をお願いして私は仕事を辞め闘病生活に入った。
治療をはじめてすぐ余命宣告。
一年。
短い。時間が無い。
ID、pass、その他諸々、引継がないと行けない事は山ほどある。
私は大慌てでエンディングノートと遺言状に必要な事を書き込んだ。
書き込んだのはいいけど、まだまだ小さい子供達がこれを見てもさっぱりな訳で。現在も高齢の両親にレクチャーしながら情報の共有の仕方を覚えてもらっている。

でもこれね。
とてもよく出来ている一冊なのだけど大人が読む奴なんですよ。パートナーや残された家族が読む物。
私の子供たちは小さいから、これでは
気持ちや想い、伝えたかった事、教えてあげたかった事、お話したかった事...
挙げたらキリがないのだけど、そういうのをその年の彼と彼女が読めるよう書ける本が必要だなと思った。
そして色々考えて

これを二冊、買いました。シンプルなやつ。
今日届いたよ。
未来のお誕生日のメッセージや
成人式や結婚のお祝いの言葉
その他にもおこごと(部屋は綺麗にしろとか、無駄遣いはするなとか、人を大切にしろとか、お酒は沢山飲むなとか、賭け事はするなとか、学ぶという楽しさを知って欲しいとか、人生を楽しんで欲しいとか、←既に言いたいことでいっぱいなのが口煩い母ちゃんすぎるヤバいうるさい(笑))
そしてどれだけ大切に思ってたかとか
愛してるとか
本当にありがとうとか。
なんかそういう事を息子と娘、それぞれに書こうと思って、2冊。
まあ書こうというか、私が伝えたいだけなんですよね。
未来のこの子達に、伝えられないのが悔しいんだな。
でも、それはどうしても仕方ない事で
仕方ないことはどれだけ考えても変わらないから、良い解決方法を考えた方がいい
この場合の良い方法とは、私が満足する事なのだけど
ああ。もっと伝えておきたかったーと
今際の際に後悔しなければそれでいい。
未来のこの子達が、ああ自分達はママにめっちゃ愛されていたんだなって大人になった彼らに伝えられたら最高に満足。
私の未来日記、どんな風に書いていこうか。
楽しみです。
いつか残される家族のために過去の記事を、またぽちぽち再掲載しています。
アメブロずっと残っててくれるといいなぁ
