木の椅子「家具蔵」

我が家にある椅子と机は、「家具蔵(かぐら)」という家具屋さんで作りました。
いつの頃からか自然素材の品物に愛着を感じるようになり、家具屋巡りをする中で、
一枚板で作られたテーブルや木で造られた椅子の美しさに魅せられていきました。

店頭に置いてある売り物の若い椅子はまだ色に落ち着きがなく、自分が椅子であることを主張している印象。
ところが時間が経過し人が使い込んだ椅子は光沢も渋く部屋に溶け込み全ての家具と調和を見せる。

マンションのモデルルームを見ると見た瞬間は、ワクワクし素敵な部屋だと思うが、
長い間、その場所にいると何か落ち着かない印象を持つ。

生活感がなく、それぞれの家具が溶け込むのではなくそこにあることを主張する。
色も黒や白などはっきりした色が多いため(いわゆるニューヨーカースタイル)絵画やデザインとして見ると
優れていてもそこで長時間過ごすことを考えると木のブラウンやウッディーな色はとても落ち着きを感じます。

使えば使う程、人の脂(笑)により磨きこまれ艶っぽい色を見せていく。
使う人の脂の種類により、もしかしたら同時に買っても微妙に色が変わるかもしれません。

我が家は木の材質をウォールナットという欧米で産するクルミの木にしましたが、ダークブラウンの色合いと木目の美しさ・木の硬さから家具として評価が高い木です。

家具蔵ではもちろん他の木で作っていますので、興味のある方は覗きに行くだけでも楽しい時間が過ごせます。

【家具蔵公式サイト】


【我が家の椅子の一つ
$日本の逸品 和風の美の素晴らしさ-椅子