私は父親ガチャに外れたと思っている。
我が家には、父親に強いられる謎のルールが山ほどある。
そのいくつかを順番に紹介していこう。


~ハラスメント編~

 

「自分勝手に生きる」とはまさにこういうことだと思う。

 

60歳で定年退職し、そこから約30年働かず、習い事へ通うなどの社会的な活動をしてこなかった父親は、まさに「お山の大将」。

狭いうちの中だけで威張り、マイルールを貫いている。

歳をとるにつれ、「クソ」度が増している。

 

 

・夏は全裸で過ごす

「服を着ていると暑い」というルールのもと、本当に裸だ。

気持ち悪いとしか言いようがない。

宅配業者等が来たときはすぐに応答できないので、「おいっ」と大きな声で誰かを呼びつける。

冷房をケチりながら「暑い」「暑い」と1日中言って、

庭へTシャツを着て出た後は、「汗で脱げない」と言って母に脱がせてもらう。

1日中冷房をつけ、さわやかにポロシャツとか着ちゃっているお父さん方は神様だと思います。

 

・小便は外でする

「水の節約になる」というルールのもと、夜中以外はすべて外でしてくる。

しばらく雨が降らない日とかは、庭を歩くとけっこう臭ってくる。

汚い。軽蔑する。

あと、母のトイレの後に「流すな」と命令し、自分もしてから一緒に流している。

本当に気持ち悪い。

 

・大便はきれいに流さない

「水の節約」というルールのもと、普通より大きいのをしているくせに、いつも水が少ない方でしか流さない。

だから、そのあとにトイレに入るとたいてい残っている。

対策として、私はトイレに入ったら、便器を見ることなく1回流すようにしている。

不愉快な方法で水を節約をしていることへのささやかな反抗です。

 

・言葉の暴力

感情のコントロールができないので、マイルールに従わなかったとき、母や私には平気でどなる。

小学生がキレたときのように、罵声を浴びせる。

あの光景は本当に引く。

月に1~2回、コンスタントにキレているうちに、私は、父親が元気に話している時でも、常に怒鳴っているようにしか聞こえなくなってしまった。

 

でも、他人や権力には弱いから、

電話をとったときや、私の上司には、「いつもお世話になっております」「ありがとうございます」「お疲れ様です」と全然違う表情を見せて、とにかく礼儀正しい。

 

あと、遠くに暮らす家族には緊張するのか、

「大変やなあ」「〇〇(私の姉)はようやっとるなぁ」とか言って讃えたりしている。

 

そういう態度をとって、「自分は礼儀正しい」とか「家族を大切にしている」と浸りたいマイルールです。

 

でも、他人にものすごく気を使っているせいで、来客が帰ったあとは、疲れ切ってブチ切れます。

それを受けるのがいつも母(私)になります。

 

・肉体的暴力

感情のコントロールができないので、手を出すも当たり前。

以前、自分が大事に食べていた焼き芋を食べてしまった母にブチ切れて、母を追いかけまわしてなぐっていた。

止めに入った私も殴られ、「いつまでも結婚せずに・・・出てけ!」と言われた。

さすがに手が出るのは年に1~2回だが、

あの事件から、私の中で、父親は「死んだ」

 

しかし、殴った後も、「お前は殴られても仕方ないぞ」「お前が悪いんやぞ」と言ってなんでもかんでも「自分を正当化したい」マイルールです。

母と口げんかが始まると「殴ったろか」と必ず言います。

 

ちなみに、焼き芋だけでブチ切れるくらい食い意地はりまっくているので、

罰が当たって、しっかり「糖尿病」になりました。

今ではカロリー制限食を、お腹いっぱいになるまで、母に作らせています。

 

・精神的暴力

人格否定は得意中の得意。

「お前嫌いや」

「お前みたいに威張ったお嬢様は見たくない」

「どうやって育てられたらそんなふうになるんや」

「オレが大変な思いしている裏で呑気に生きやがって」

すべて母に向けられた言葉です。

小学生のようにキレて暴れた後、ひたすら人格否定の罵声を浴びせ続けます。

「その言葉、すべてあなたに浴びせたい」といつも思う。

ここまで自分を棚に上げ、人をさげすむことができるのは、ある意味才能ですかね。

 


 
この異常な状態から解放されるために、私は家を建てて出ていく!