恋の歌を作詞した | あんまり元気ないまったりしおしお

恋の歌を作詞した

「恋」/北川 悦吏子
¥560
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果てなく失われていく
果てなく壊れていく
果てなくみえなくなる


愛という毒のために
捧げるわけでもないのにこの命失われるいま永遠に
扉にはさまれ、階段から落ち、雪に転び、風邪で八キロ痩せ、バイクの下敷きになり、ゆうこは会いに来た
きみの緒突猛進はおれをひとりにし、傷薬にしジャッキにした

おれはおもった

いつでも守れたらいつでも手をさしのべられたら

いつでも手をつないていたら支えられるし、ふたりで世界を体験できるだろうか?

果てなく失われていく
果てなく壊れていく
果てなくみえなくなる

手をつなぎ、心をひとつにして、
ひとつで暮らした
すべてひとつに溶けあうような日々を過ごした
ゆうこの胸の骨が折れるほど抱いた
ゆう子はギブスで笑う
やりすぎよやりすぎ!

愛しあいすぎることは傷つけること?
優しくしあえたのは距離があるからだったのだろうか?

熱いからだ、熱い息
求め合う心臓

優しくしあえるほどの距離は冷たい別れとどうちがうのだろう?

果てなく失われていく
果てなく壊れていく
果てなくみえなくなる

おれの存在
おれはおまえとおなじ
おれはおまえとおなじ

もう ふたりではいられない