これは大事件じゃないか?

何が大事件って
僕は最終回を見逃した!


あらかじめ断っておくと楽しみにしていたわけではない
ドラマなんか見ないし元ネタについても題名しかしらない
僕がCMで見た感想は、あんな美人な家政婦さんなら家の中の誰かが貢ぎだすだろうな、ぐらいだ


だが明日のクラスの話題は間違いなくこれだ

ミタさん見たぁ?
みたみた!
などという出来の悪い駄洒落のようなやり取りが教室を支配するのは明白である
さらに奇しくも明日は終業式

明日さえ乗り切れば学校に行かずに済み、したがってミタミタミタミタミタさんがいる、とかそういう早口言葉も聞かずに済んだというのに今日終了とは
なんという運命の悪戯
小生この世界の陰に何か大いなる存在がある気がしてならない 死海文書とか



どうにかして話題に少しばかりでも食らいつこうと画策していた自分
最終回だけ見て相槌だけ打っとこう作戦を打ち立てた
それを見事に見逃した


明日はひたすら自虐的に成績の話を振ってミタを出す隙を与えないことにした
今日はファルコンとベーコンがいないのをいいことにやりたい放題してやった
ベーコンがいないのをいいことにやりたい放題するファルコンと、自分も同じ穴のムジナなのだということを痛感した
雅史が二人にちくらないかきがきでならない
何度雅史の方をチラ見したかわからない

一度目があった時、雅史は全てを見透かしたような顔でニヤリとした
僕は溢れる冷や汗と鼻水をとめることができずに足元を水浸しにしていた


今日は手が痛くて何もできなかった
鉄棒はトカチェフしかしてないし平行棒はヒーリーしかしていない
めくれた豆が再生して皮がはってきたのに痛い
なんだか神様が僕に意地悪しているようである
このていどならまだましだが、そのうち車に轢かれたり、雷が落ちたり、登下校時に全ての信号に引っ掛かったり、髪の毛が全部白くなったりしないか心配である


二部練だったので昼休みがあった
僕は昼休みに体育館で遊ぶことに命をかけている
午前練が終わると同時に2階に全力疾走し飯をプロテインで流し込んでトランポリンに直行するのだ
今日はジャパン入りして天狗になってる亮にすごいものを見せてもらった
見たらすごいが書いてもすごさが伝わらないことだったので省略
ちなみに亮は大分天狗化が進んでしまって手がつけられない
鼻は長く顔は赤い 手にはつねに大きめの葉っぱを持っている 末期の天狗病患者の典型的なサンプルだ 学会に提供したいくらいである
あとは神通力を習得してしまえば完全に人格を失って、山に篭って二度と出てきてくれなくなるだろう
そうなるのも時間の問題だと思うので、亮との残された時間を大切にしていきたい

ついでに潤に人生初めて、二段ジャンプを見せてもらった
スマブラや無限マラソンのあの二段ジャンプである
ちなみにこれは真面目な話だ
本当に2回跳んでた 感激した

午後練を向かえるころにはへとへとだった

特に面白いことはなかった

だらだらしたとはいえ7時間の練習は肉体的に堪えた
そして練習後の、明日の練習5時間半というバッドニュースは精神的に堪えた
さぼりすぎた

最近何もなかったわけじゃなくて、忙しいのと悪いニュースが多過ぎて日記が怖かったのです
でもなんだか日記を書かなかったら書かなかったで何かに怒られる気がして怖いので書きます



今日は朝から寒かった
僕の今日の登下校時の上の服は、シャツ・トレーナー・パーカー・ブレッサーモジャージ・学ラン・アルミホイル
下は、パンツ・ジャージ・制服・アルミニウム箔
顔をネックウォーマーではなく天狗のお面でガードしたのはミスでした 目や口が寒かったです


わかると思うが全身銀ぴかなので、からすは一羽も来なかった

しかしカラスさえ寄せつけない完全装備でも寒かった
悔しいが負けを認めざるをえない

次はリベンジを誓い宇宙服を用意することにした
福井おそるべし



だがここまで寒いにも関わらず雪は降ってなかった
冬とはきびしきもの
雪という遊び道具を与えて空気を乱すべきではないと神様が考えたのだと思う
今年の神様は厳格なひとだと思った



学校では何も面白いことはなかった
ずっと小説を書きながら小説を読んでいた
今日は久しぶりに学校の先生の言ったことを全て無視した気がする 気分はいいが怒られるかも知れないのでガタガタ震えています


掃除は相変わらずたぁちんと軽部が動かない
いらいらした勢いで、牧野先生の頭にモップのゴミを振り掛けてやろうかと思ったが、あらゆる意味で面倒なのでやめた


まずい弁当を食べて再びアルミホイル装備でサウナへ


今日は調子がよかったので久しぶりに90度に24分ぶっ通しで入った
1分を過ぎたあたりで皮膚が熱くなり、3分くらいで汗が出始め、5分で目が痛くなり、10分で意識が朦朧とし始め、15分で幽体離脱を体験し20分で死んだおじいちゃんと久々に話した
三途の川まで行って帰ってきたが体重は300gしか落ちてない
人間が臨死体験をするのに必要な体重は300gだということを証明できた



サウナからの練習

立待まで行く途中、交差点で信号に引っ掛かった
僕の隣には小学生くらいの男の子が僕とおなじように、忌ま忌ましそうな視線を信号に浴びせていた
僕はいつものように横の信号が赤になり、前の信号が青になる直前に踏み込んだ
そのとき男の子が赤信号だよ!と叫んだ
しかし当然のことながら、僕が車道に出るとほぼ同時に信号は青に
どやがおで振り向くと、男の子は相当衝撃を受けたようで、超能力者ですか、ときいてきた
僕は、ばれたか、とだけ言ってその場をあとにした
恐らく男の子はその後超能力者をいっぱい見つけるだろう
ていうか車なんかみんな超能力者だろう
そのたびに男の子はコンプレックスを抱くのだ
ここまで書いて初めて、申し訳なかったなという気持ちになった 反省



練習はつまらなかった
ファルコンが毎度のことながらベーコンがいないことをいいことにやりたい放題していた
練習後に亮のお土産を食べた
美味しかった