「…どいてくれる?」


「あなたは死なないわ…。


        私が守るもの。」


「絆だから…」


「私には他になにもないもの。」


「さよなら」


「ごめんなさい。


  こういうときどんな顔をすれば


    いいかわからないの。」


「人は闇を恐れ、火を使い、


   闇を削って生きてきたわ…」


「肉、キライだもの」


「ニンニクラーメン、チャーシュー抜き」




「碇君、私とひとつになりたい?


心も体もひとつになりたい?


 それはとてもとても気持ちのいいことなのよ」


「ありがとう。感謝の言葉、始めての言葉。


 あの人にも言った事なかったのに」


「私が死んでも変わりはいるもの」


「まだ生きてる」


「私は人形じゃない」


「これが涙。泣いているのは私?」





「私はたぶん3人目だと思うから。」


「これが涙。初 めて見たはずなのに


  初めてじゃないような気がする。」


「私はあなたの人形じゃない」


「何を願うの?」


「世界が悲しみに満ちていく。


   虚しさは人々を包み込んでいく。


    孤独が人の心をむいていくのね。」


「それは、現実の続き」


「それは、夢の終わりよ」