母が息を引き取った。
89才。
長生きした方だと思う。
正直、悲しくもなんともなく、「やっとか」というのが本音。
この母には今まで散々な迷惑をかけられてきた。
50代の頃から心臓🫀を悪くしているにもかかわらず、「手術が怖いから」というガキじみた理由で手術から逃げ回り、ろくに施設の整っていない診療所での投薬だけで済ませた結果、遂に倒れて入院、ペースメーカーを埋め込む手術を受け、その後、大学病院🏥に搬送して心臓大動脈弁を人工弁に置換する手術を受けた。
その後はどうにか健康を取り戻していたが、パーキンソン病を発症、通院治療を続けるが、処方薬を「苦い」というだけで飲んだフリして捨てて、バレては家族に叱られる始末。
72歳の時には脳梗塞で倒れて入院、回復するも認知症を発症し、同時に心臓の人工大動脈弁が限界に達して再手術。
回復して退院、通院治療を続けるが家族が介護疲れで寝入ってしまった隙に家🏠を抜け出しては徘徊しては転倒して骨折を繰り返して救急車🚑で病院🏥に搬送されることを何度もしでかし、
挙げ句の果てには、入院してほとんど寝たきりになった。
入院中も幾度もトラブルを起こして、俺たち家族が頭を下げて回った。
そのせいで我々家族全員の預金は母の手術費、入院費、治療費等で食い潰されていった。
そのおかげで家族全員が人生を潰された。
やっとそれが片づくが、やらなければならないことが多い。
葬儀社の手配、火葬、埋葬、市役所への死亡届の提出と搬送の年金の停止手続き等。
死んでもなおも迷惑な母。
地獄へ堕ちろ。
「非情」「親不孝」「ロクデナシ」と言われるだろうが、長い年月を毒な母親に介護に人生を潰されてきた者の恨みは理解できない。