20日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ2015 R』29」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



今回は、妖怪クイズです。


土蜘蛛(つちぐも)

能楽の演目でも知られ、
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』にも出てくる大きな蜘蛛の妖怪です。

この土蜘蛛ですが、実在しました。


その正体は何でしょうか?


①平安時代に本当にいた蜘蛛の妖怪

②平安時代に京の都を荒らし回った山賊(さんぞく)

③平安時代に京の都にいた豪族(ごうぞく)




一つ選んで答えてください。





=解答および解説=

正解は、③「平安時代に京の都にいた豪族(ごうぞく)」です。


平安時代、朝廷に従わなかった豪族が京の都のあちこちに存在しました。

彼らは広大な土地と小作人を数多く抱え、裕福でした。
また、武勇にも優れていました。

そこで、朝廷は彼ら豪族を味方につけ(=天皇に隷属させて)、彼らの広大な土地から得た米をはじめとする作物を税(=年貢)として取り立てて、朝廷の収入源にしようと画策しました。

ところが、彼ら豪族たちは朝廷に反発し、ことごとく抵抗しました。

それを討伐し、平定したのが源頼光です。

頼光は軍隊を率いて豪族たちを殲滅しました。

そう、当時の朝廷に逆らう者はすべてが“妖怪”として扱われ、
「妖怪ならば退治されて当然」
という理屈に刷りかわり、朝廷の軍による制圧を正当化したのです。