23日の夕方には早いのですが、編集が終了しましたので、「『やわらか頭クイズ2015 R』20」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



今回は、理科クイズ(地学)です。



アトランティス

紀元前4世紀、ギリシャの哲学者プラトンが書いた『ティマイオス』と『クリティアス』という2冊の書物に描かれている島で、

わずか一昼夜にして大地震と大洪水により、海中深くに没したというものです。

果たして、本当にアトランティスは存在したのでしょうか?



①アトランティスは実在した

②アトランティスは空想の産物で、実在しなかった





=解答および解説=

正解は、②「アトランティスは空想の産物で、実在しなかった」です。


1912年10月、ギリシャ神話のトロイの遺跡を掘り当てた考古学者ハインリヒ・シュリーマンの孫のポール・シュリーマンが「アトランティスを発見した」と主張しましたが、

他の考古学者たちの調査やポールの関係者たちへの聞き取り調査などにより、
ポールが世界各地を旅して調査したことを証明する資料は何もありませんでした。

また、ハインリヒ・シュリーマンの発掘に同行していた助手も「ハインリヒがアトランティスについて調査・研究したことはない」と証言しており、

ポールの主張は“嘘”だということが判明しました。

また、地質学的にも「アトランティスがあった」という大西洋の海洋底を調査しても、広大なアトランティス島が存在した痕跡はありませんでした。

つまり、アトランティス伝説はプラトンの創作だったのです。