22日の夕方には早いのですが、「『やわらか頭クイズ200015 R』19」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



今回は、世界史クイズです。



十字軍(じゅうじぐん)

「キリスト教の聖地エルサレムをイスラム教徒から奪還する」という名目で結成された軍隊です。

その遠征は150年以上、計7回も行われていました。

では、なぜ十字軍の遠征が150年以上もかかり、回数にすれば7回にも及んだのでしょうか?


①奪還した領地を住みやすいように開拓するのに時間がかかった

②奪還に毎回失敗した




=解答および解説=

正解は、②「奪還に毎回失敗した」です。


実は十字軍が行ってきた7回の遠征は、その全てが略奪であり、敵対していたイスラム教徒よりも残虐なものでした。

「聖地奪還」を合言葉に集められた宗教軍隊の十字軍は、一時的にエルサレムを占領しました。

その時、何をしたかと言うと、イスラム教徒を次々と殺害し、金品を奪い、女・子供を凌辱し、あげくの果てには殺害した子供の肉を“串焼き”にして食べ、大人の肉は鍋にして食べたという記録がイスラム教徒側だけでなく、十字軍側にも記録されています。

そんなことばかりをしていたため、イスラム教徒の軍隊に返り討ちに遭い、エルサレムから追放されてしまいます。

それを150年以上に渡り、計7回も繰り返していたのです。

また、十字軍に資金援助していたのが裕福なイタリア商人だったため、商売敵を潰すために十字軍を誘導して、東ヨーロッパや中東のキリスト教派・正教会に進軍させたりして、「エルサレム奪還」という目的を完全に見失っていました。

そりゃあ、7回も失敗しますよねガーン