7日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ2015 R』8」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



今回は、日本史クイズです。



幕末。

幕末に活躍した者たちとして有名な新撰組(しんせんぐみ)。

新撰組といえば、水色の地に白いダンダラ模様の衣装が印象的で、時代劇ではお馴染みなので、一目で「新撰組だ目ひらめき電球」と分かります。

この水色の地に白いダンダラ模様の衣装を新撰組は常に着ていたでしょうか?


①戦闘の最中でも簡単に見分けられるように、敵と新撰組隊士の区別をつけるため、新撰組は水色の地に白いダンダラ模様の衣装を常に着用していた

②水色の地に白いダンダラ模様の衣装は、新撰組結成から一年で廃止し、池田屋事件以降は羽織袴が全身黒ずくめの衣装だった




=解答および解説=

正解は、②「水色の地に白いダンダラ模様の衣装は、新撰組結成から一年で廃止し、池田屋事件以降は羽織袴が全身黒ずくめの衣装だった」です。


尊皇攘夷派を襲撃して、新撰組が有名になった池田屋事件。

それ以降、彼らの衣装は羽織も袴も全身黒ずくめの衣装でした。

水色の地に白いダンダラ模様の衣装は、新撰組創設時の隊士・芹沢鴨(せりざわかも)によって考案されたと言われています。

この衣装の水色は正式には浅葱色(あさぎいろ)と言われ、本来は切腹のときに使用される袴(はかま)の色だったのです。

それで「この色なら隊士と敵との区別が簡単」と考え、赤穂浪士が吉良邸討ち入りの際に着ていた黒色の地に白いダンダラ模様の衣装を参考に考案しました。

しかし、結成当時は資金繰りに苦労しており、それほど衣装に費用をかけることができませんでした。

しかも、あまりにも目立つし、全員分が用意できず、着る者も減っていきました。

それで、羽織も袴も全身黒ずくめの衣装にし、髷(まげ)の結い方を変えたり、高下駄を履いたりして新撰組だと一目で分かるように工夫していました。

実際は地味な衣装たったんですね。

でも、全身黒ずくめの衣装って、渋くてカッコいいと思いませんか?

そういう史実に基づいた時代劇を観てみたいものです。