『SAPIO 2015年7月号』に気になる記事が載っている。


中国が南沙諸島で滑走路を建設し始めたことにより、米中の鞘当て(さやあて)が激しくなりつつある。


太平洋の覇権をめぐり、大きな影響を与えるからだ。


記事では、接近と対立を繰り返す米中関係を落合信彦氏が解説している。



アメリカはこれまで、中国と付き合って得たものなど何もない。

過去の歴史を振り返っても、米中の接近で得をしてきたのは常に中国なのだ。


米ソの対立が激化していた1972年、

ソ連のKGBエージェントたちはアメリカ国務省やCIAのパーティーで、ことあるごとに「ソ連が北京に原爆を落とす」という話をまき散らした。

「もし北京に原爆を落としたら、あなた方はどういうふうに反応する?」
と聞いて回ったのだ。

それに対し、当時の国家安全保障担当補佐官だったキッシンジャーは政府関係者に、
「絶対に答えるな、話題にもするな」
とのお触れを出した。

そして、対ソ戦略のために中国にニクソン大統領を送り込んだのだ。

だが、これは結果的に失敗だった。

このニクソン訪中によって得をしたのは、中国だけだった。

中国はこれによって“上海コミュニケ”、つまり「中国は一つで台湾はその一部」という立場にアメリカのお墨付きを得た。

さらに、周恩来が
「ソ連を止めてくれ」
と泣きついたため、

ニクソンはいい気になってその年の6月、
モスクワに飛び、ブレジネフを説得して「中国との関係改善」を促した。

このときのアメリカの対応が中国の台頭を許す結果になってしまったことは、現在の中国の増長ぶりを見れば明らかだ。

ちなみに、その後訪中した田中角栄は、ニクソン以上の待遇を受けたことで「よっしゃよっしゃ」と気を良くし、多額のODA(政府開発援助)の拠出を決めてしまった。

その金はすべて結果的に軍備に回されて日本の安全保障を脅かしているのだから、

田中角栄を『戦後最高の首相』などと褒めそやす人の気が知れない(←FireBlueからすれば『中国を増長させた戦後最悪の売国奴首相』)。

田中角栄は“パンドラの箱”を開けてしまったのだ。


とにかく、中国という国には、恩を授けてくれた人には恩で返すという考え方など全くない。

「俺のものは俺のもの、俺のものでないものは力尽くで奪う」というのが、彼ら中国の考え方なのだ。


アメリカもようやくそれに気づいたのだろう。

いよいよ、米中の軍事衝突の時が迫っている。

衝突は案外あっさりと起きるはずだ。

中国は南シナ海の80%は中国領だと主張しているので、周辺海域にアメリカが介入すれば、中国側は必ず反応する。

英雄願望のある中国のパイロットが勝手に飛行機に乗って、アメリカの空母を爆撃しようとすれば、一気に戦争に発展する。

だいたい、戦争というのはそのようにして始まるものだ。

だが、この“危険なゲーム”は中国にとって悪夢になるだろう。

空母の数はアメリカが10以上に対し、

中国はようやく1隻を手に入れたばかりで、あとの1隻はまだ建設中だ。

中国自慢のステルス戦闘機J-20にしても、性能からパイロットの質に至るまで、アメリカのF-22ラプターには比べるべくもない(←J-20のデモンストレーションでは、エンジン性能は“やっと空を飛んでいる”という状態で不安定だった)。

いくら弱腰のオバマに率いられているとは言え、米軍が世界最強なことは全く揺るがない。

そのことを習近平も思い知ることになるだろう。

 
(SAPIO2015年7月号)


この現代において、実際に戦争を起こそうと挑発を繰り返している国々の筆頭が中国だ。

それを日本国民は知るべきだ。

いざアメリカと中国とが戦争になった時、
日本を守れるのは自衛隊しかないのだ。

だからこそ、『集団的自衛権』は必要であり、安保に関しても反対すべきではないのだ。

そういう“今そこにある危機”を知らない左翼バカどもが新興宗教のごとく「憲法第9条をまもれ」をスローガンに沖縄県辺野古への米軍基地移設反対を唱え、尖閣諸島への中国の挑発行為や北朝鮮の日本海へのミサイル発射や、朝日新聞が捏造し創作した『従軍慰安婦』問題の大嘘を世界中に拡散する恩知らず国家・韓国には何ら文句を言わず、また、日本を守る唯一の手段である自衛隊をがんじがらめにして動けなくしているのだ。

左翼バカどもよ、いい加減に日本が置かれている状況に気づけよ(怒)

日本が中国に占領されたら明日は無いぜ!!