4日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ 2015』40」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



今回は日本史クイズです。


人相書(にんそうがき)

時代劇でよく見かける、街中にある立て札で、

指名手配した犯罪者の似顔絵と、その特徴を書いています。

が、実はこのような時代劇での人相書は間違っています。

では、本当の人相書はどうだったでしょうか?


①墨一色の白黒で書かれたものではなく、似顔絵は浮世絵や錦絵のようにカラフルな色彩で描かれていた

②立て札の横に同じように書かれた瓦版(←今で言うところの新聞)が箱に入れられて置かれており、庶民がそれを持ち帰れるようにしていた(←すぐに奉行所や番所に通報できる)

③人相書には似顔絵はなく、名前、年齢、出身地、容姿の特徴などを箇条書きにしていた



一つ選んで答えてください。




=解答および解説=

正解は、③「人相書には似顔絵はなく、名前、年齢、出身地、容姿の特徴などを箇条書きにしていた」です。


時代劇での人相書はまったくのフィクションであり、実際は名前、年齢、出身地、容姿の特徴などを箇条書きにしていただけです。

また、江戸時代の庶民は識字率が非常に高く(識字率90%以上←現代の日本と同じ。この値は世界一)、

時代劇で描かれているように「よ、あの人相書は何て書いてあるんだい?俺ぁ、字が読めねえからよ、代わりに読んでくれや」
などということはありませんでした。

実際、江戸時代の庶民は学力も高く、ほとんどが読み、書き、算盤(そろばん)ができました。

それは寺子屋などの民間学問所(=私塾)が普及していたからです。




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