29日の夕方になりましたので、「『やわらか頭クイズ 2015』13」の正解を発表します。
では、もう一度問題を見てみましょう。
今回は日本史クイズです。
江戸時代。
「医は仁術」と言われ、
将軍・徳川吉宗の時代には小石川養生所が開設され、庶民は無償で診察・治療が受けることが可能になりました。
しかし、それまでは高い診察料金を払わなければ、ちゃんとした医師には診てもらえなかったそうです。
庶民(町人)が幕府公認の診療所を構えた医師に診てもらうとすると、
一回の診察で4両も支払わなければいけせんでした。
4両を今の貨幣価値に換算すると、約20万円です。
とてもじゃないが、よほどのお金持ちでもない限り、一回の診察でそんなに高いお金を払えません。
そこで、庶民は鍼灸医(=しんきゅうい。鍼をツボに刺したり、百草によるお灸でツボを刺激して治療する)に頼ったり、
“越中富山の薬売り”に代表される売薬に頼っていました。
では、その薬の値段で一番安いものはいくらくらいで買えたでしょうか?
なお、下記の①~③の選択肢の金額は江戸時代に売られていた薬の平均を計算したもので、( )内は現在の貨幣価値に換算したものです。
①24文(約72円)
②32文(約96円)
③48文(約144円)
一つ選んで答えてください。
=解答および解説=
正解は、①「24文(約72円)」です。
頭痛薬や食あたりの薬が24文(約72円)で買えたのです。
当時の薬は漢方薬が主流で、煎じ薬(←数種類の薬草を煮出して飲む)、分包(一回分を和紙に包んだもの)、貼り薬(←湿布薬など)、軟膏(←肌荒れ、ニキビなどの皮膚炎に使うものや、痔疾治療薬が江戸時代にはあった)、目薬などがあり、
庶民は“薬売り”からそれらの漢方薬を買っていたのです。
実は、この江戸時代から“置き薬”と呼ばれる家庭用常備薬の仕組みができ、
各種一定量の薬を専用の薬箱に入れて契約した顧客に預け、定期的に薬売りが訪問して「使った分だけ支払う」という信用販売ができあがったのです。
それが現在でも続いているのはすごいことですよね
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とてもじゃないが、よほどのお金持ちでもない限り、一回の診察でそんなに高いお金を払えません。
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“越中富山の薬売り”に代表される売薬に頼っていました。
では、その薬の値段で一番安いものはいくらくらいで買えたでしょうか?
なお、下記の①~③の選択肢の金額は江戸時代に売られていた薬の平均を計算したもので、( )内は現在の貨幣価値に換算したものです。
①24文(約72円)
②32文(約96円)
③48文(約144円)
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正解は、①「24文(約72円)」です。
頭痛薬や食あたりの薬が24文(約72円)で買えたのです。
当時の薬は漢方薬が主流で、煎じ薬(←数種類の薬草を煮出して飲む)、分包(一回分を和紙に包んだもの)、貼り薬(←湿布薬など)、軟膏(←肌荒れ、ニキビなどの皮膚炎に使うものや、痔疾治療薬が江戸時代にはあった)、目薬などがあり、
庶民は“薬売り”からそれらの漢方薬を買っていたのです。
実は、この江戸時代から“置き薬”と呼ばれる家庭用常備薬の仕組みができ、
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