犬を飼っている人なら知っているとは思いますが、

犬は人間の7倍早く歳をとります。

犬種によって個体差が違いますが、10歳前後を境にして老いが始まります。

①睡眠時間が長くなった(←1日のうちをほとんど寝て過ごす)

②散歩の時、あまり走らなくなった(歩く速度、走る速度が遅くなった)

③食べる量が減った

④お座りをさせると疲れるのか、すぐに臥せの姿勢になる。

⑤お座りや臥せをさせると、身体を支えられずに何度も体勢を変える

⑥立たせた時、身体が左右に傾いている

⑦巻き尾の犬種の場合、尻尾が垂れている(垂れ尾の犬種の場合、左右どちらかにふったままになるか、動かない)

⑧耳が遠くなった(←耳垢の色や質も変化します)

⑨ブラッシングを嫌がる(←老化により皮膚が薄くなり、ブラッシングは皮膚が引っ張られるので痛みが走るので、唸ったり噛みついたりするようになる)

⑩抱っこを嫌がる(←皮膚炎や骨格に異常がある時などが考えられる)

⑪目やにの量が増える(←老化により、涙腺が詰まったり、鼻腺が詰まったりして起こる)

⑫肉球が乾燥し、カサカサになる(←市販されている馬油を塗ることで治療できます)

⑬鼻が乾きがちになる

⑭排便の回数の変化

⑮口周りの毛が白っぽくなる

等々の症状が現れるので、犬を飼っている人はよく注意して欲しい。

犬とスキンシップをとっているならこれらの症状だけでなく、様々な変化に気づくはずだ。

少しでも飼っている犬の様子が変わったと感じたら、早急に獣医師の診察を受けるべきだ。

異常の発見が早ければ早いほど治療期間が短く、回復も早い。

「ま、大丈夫だろう」などと、絶対に素人判断しないことだ。