19日のお昼過ぎですが、編集が終了しましたので、「『やわらか頭クイズ 』5」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



今回も日本史クイズです。



「侍(さむらい)は刀がなければ弱い」

リアリティーを追求したという触れ込みの時代劇でよく描かれていますが、

果たした、本当に侍は刀がなければ弱いのでしょうか?


①刀がなければ、侍は普通の人なので弱い

②刀がなくても、侍は強い




一つ選んで答えてください。




=解答および解説=

正解は、②「刀がなくても、侍は強い」です。


「侍(さむらい)は刀がなければ弱い」という時代劇の誤った表現は、スポーツ化され、安全重視でケガをしないように細かくルールを決められた現代の体育としての剣道からきたイメージであって、

古来より伝わる剣術とは全くの別物です。

現代の剣道では、鍔迫り合い(つばぜりあい)になれば、審判が対戦者同士を分かれさせて仕切り直しますが、

古来より伝わる剣道の場合、
鍔迫り合いになると、
足を搦めて(からめて)倒したり、
肘うちで顔面へ攻撃したり、
足で蹴ったり、
時には片方の手で殴ったり、相手の懐に飛び込んで投げたりし、
確実に相手を倒すことを目的としていました。

だから、古来より伝わる本物の剣道では、時代劇の殺陣(たて)のように、侍同士が刀を使った斬り合いだけで勝負がつくようなものではなかったのです。

実際、現代に今でも伝わる天真正伝香取神道流(てんしんしょうでんかとりしんとうりゅう)には、剣、居合、柔(やわら)、槍(やり)、薙刀(なぎなた)、棒、手裏剣などがあり、いわゆる総合武術なのです。

つまり、侍は刀がなくても強いのです。




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