17日の夕方にはまだまだ早いのですが、編集が終了しましたので、「『やわらか頭クイズ 2015』4」の正解を発表します。
では、もう一度問題を見てみましょう。
今回は日本史クイズです。
真剣白刃取り
↑
時代劇の主人公が敵の日本刀の斬撃を、両手で刀身を挟んで受け止める技です。
この真剣白刃取りは、実際に存在する技でしょうか?
次の①~②の中から一つ選んで答えてください。
①現代の空手道の大会で特別演武されているので、昔から伝わる技
②日本刀の斬撃を両手で挟んで受け止める技などない
=解答および解説=
正解は、②「日本刀の斬撃を両手で挟んで受け止める技などない」です。
真剣白刃取りは時代劇ではお馴染みの秘技ですが、
日本の伝統武術には存在しません。
これは時代劇の映画が頻繁に作られては公開されていた昭和の時代に、殺陣(たて)の一つとして殺陣師が考案したものが、真実であるかのように誤って伝わったものです。
刀を失った主人公が敵に囲まれピンチに陥った時に、敵の振るう刀を素手で受け止めて、逆に刀を取り上げて反撃すれば、映画の演出は盛り上がります。
そのシーンで「これぞ○○流奥義、真剣白刃取り」などと決め台詞を言えば、バッチリ決まる映像になります。
それが一般に定着してしまい、あたかも実在する秘技のようにイメージだけが独り歩きしたのです。
現実に真剣白刃取りをやろうとすれば、確実に日本刀で真っ二つに叩っ斬られます。
達人の真剣で巻き藁を両断する時のスピードは肉眼で確認できないほど速く(←新幹線の最高速を遥かに凌ぐ)、
超高速度カメラでさえ撮影することが不可能です。
それを素手で受け止めるなど無理です。
加えて、日本刀は錆を防ぐために刀身には薄く油が塗られており、
万が一奇跡的に素手で受け止めることができたとしても、刀身に塗られた油のためにツルリと滑って、頭にざっくりと刀が刺さり、そのまま斬られます。
さらに、現実の剣術は時代劇のような刀の技だけで勝負がつくものではなく、
刀を構えた腕による肘うち、脚よる蹴り技、
片手で刀を構えながら、もう片方の手で殴ったり、投げたり等々の数々の技を組み合わせるため、
時代劇のようにはいかないのです。
「時代劇はあくまでも娯楽」ということを理解すべきです。
まことしやかに蘊蓄(うんちく)をこねるバカが知ったかぶりで「真剣白刃取りは実際に存在する技だ」などと言って、得意気に話す時は敢えて否定せずに鼻でせせら笑ってあげしょう。
※当ブログのアメンバーの皆様、読者の皆様、また、当ブログへ訪問してくださった方々へお知らせします。
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①現代の空手道の大会で特別演武されているので、昔から伝わる技
②日本刀の斬撃を両手で挟んで受け止める技などない
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真剣白刃取りは時代劇ではお馴染みの秘技ですが、
日本の伝統武術には存在しません。
これは時代劇の映画が頻繁に作られては公開されていた昭和の時代に、殺陣(たて)の一つとして殺陣師が考案したものが、真実であるかのように誤って伝わったものです。
刀を失った主人公が敵に囲まれピンチに陥った時に、敵の振るう刀を素手で受け止めて、逆に刀を取り上げて反撃すれば、映画の演出は盛り上がります。
そのシーンで「これぞ○○流奥義、真剣白刃取り」などと決め台詞を言えば、バッチリ決まる映像になります。
それが一般に定着してしまい、あたかも実在する秘技のようにイメージだけが独り歩きしたのです。
現実に真剣白刃取りをやろうとすれば、確実に日本刀で真っ二つに叩っ斬られます。
達人の真剣で巻き藁を両断する時のスピードは肉眼で確認できないほど速く(←新幹線の最高速を遥かに凌ぐ)、
超高速度カメラでさえ撮影することが不可能です。
それを素手で受け止めるなど無理です。
加えて、日本刀は錆を防ぐために刀身には薄く油が塗られており、
万が一奇跡的に素手で受け止めることができたとしても、刀身に塗られた油のためにツルリと滑って、頭にざっくりと刀が刺さり、そのまま斬られます。
さらに、現実の剣術は時代劇のような刀の技だけで勝負がつくものではなく、
刀を構えた腕による肘うち、脚よる蹴り技、
片手で刀を構えながら、もう片方の手で殴ったり、投げたり等々の数々の技を組み合わせるため、
時代劇のようにはいかないのです。
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