21日の夕方になりましたので、「『ごちゃ混ぜ』51」の正解を発表します。


では、もう一度問題を見てみましょう。



いろは歌。

「いろはにほへと」で始まる『いろは歌』は、全ての“かな文字”を覚えるための手習い歌です。


実は、この『いろは歌』には暗号が隠されているのですが、それは何でしょうか?


次の①~③の中から一つ選んで答えてください。


①隠し財宝のありかが暗号として埋め込まれている。

②呪いの言葉が埋め込まれている(呪詛)。


③無念を叫ぶメッセージが埋め込まれている。





=解答および解説=

正解は、③「無念を叫ぶメッセージが埋め込まれている。」です。


いろは歌が最初に記されたのは、『金光明最勝王経音義(こんこうみょうさいしょうおうぎょうおんぎ)』という仏教経典です。

この『金光明最勝王経音義』に記されている通りに7文字区切りにすると、分かりやすくなります。


いろはにほへと

ちりぬるをわか

よたれそつねな

らむうゐのおく

やまけふこえて

あさきゆめみし

ゑひもせす



この各行の最後の1文字をつなげてみると、
「とかなくてしす」
という文章となる。

当時、歌に濁音は敢えて入れなかったため、このままでは読みにくいので、分かりやすくするために
「とかなくてしす」の「とか」を「咎(とが)」と推測し、

「とかなくてしす」の「なくて」に「無くて」をあて、
「とかなくてしす」の「しす」を「死す」と解釈してみると、文章の意味が見えてくる。

すると、「とかなくてしす」は、
「咎無くて死す」となる。
これを現代文にすると、
「無実なのに死ぬことになってしまった」となる。

さらに、この7文字区切りのいろは歌の5文字目に着目してみると、

「ほをつのこめ」という文字が読み取れる。

これに漢字を当てはめてみると、
「本を津の小女」となり、意味は「津にいる我妻」となる。

そして、これを先ほどの文章と合わせてみると、

「咎無くて死す。本を津の小女」となり、

現代文にしてみると、

「(私は)無実だ。津にいる私の妻に、この本を届けてほしい。」という意味になる。

これを踏まえると、「時の権力者の威を借る人物に疎まれた者が言われなき罪を着せられ、処刑されることになった。それで、いろは歌に暗号を埋め込んで、無実であること、自分を罠に嵌めた曲者がいるので、逃げろ。」と言っていると推測できるのである。


ちなみに、この『いろは歌』は誰が詠んだのかは不明だ。

もしかしたら、いろは歌に隠されたメッセージを読み取った人物に危害が及ばないように、わざと名を残さなかったのかもしれない。