東尋坊
読み: とうじんぼう
所在地: 福井県
東尋坊は福井県にある有名な観光名所である。
その岩壁は波と風により荒々しく削り取られている。
また、自殺の名所としても有名な場所であり、いたる所に自殺を防止するための立札や、相談所の看板が立っている。
東尋坊、その由来は…。
昔、平泉寺という寺に東尋坊という名の僧侶がいた。
力持ちで乱暴者、酒が入ると手がつけられないほどの暴れっぷりは町のものだけでなく、他の僧侶たちにも嫌われていた。
また、女癖も悪かったという、まさに破戒僧であった。
東尋坊の傍若無人に泣かされていた人々は、「このままではいつか殺される。だったら、酒好きな東尋坊にたらふく酒を飲ませて酔わせ、奴が泥酔しているうちに殺してしまおう。いくら奴が力持ちでも酔っていては、まともに動けまい。」と、東尋坊暗殺を企てた。
そこで、日ごろから東尋坊に恨みを抱いていた連中は、言葉巧みに海辺へと誘い出し、東尋坊を囲んで酒盛りを始めた。
自分がよもや殺されるとも思っていない東尋坊は、すすめられるままに大酒を喰らい、またたく間に酩酊状態になった。
その瞬間を待っていた人々は、東尋坊を断崖絶壁から海へ突き落とし殺してしまったのだった。
東尋坊が海で命を落としてからというもの、海は荒れ、多くの死者が出る羽目になった。
また、東尋坊の霊に誘われるかのように自殺者が後を絶たなくなったのである。
それ以来、皮肉にもその場所は東尋坊の名で呼ばれるようになったのだった。
東尋坊は、FireBlueも観光で訪れたことがあるが、景色は確かに立派だが、波と風に荒々しく削り取られた断崖絶壁を見ると、「ここから飛び降りたら、そりゃ死ぬぜ。」と思わずにはいられなかった。
「霊感が強い者なら、何かを感じるに違いない。」
そう思わせるには十分な説得力がそこにはあった。
次回の『怖い地名 日本編』をお楽しみに(^^)/