鳥首峠
読み: とりくびとうげ
所在地: 埼玉県秩父市
その由来は…。
渡り鳥の通り道だったことから「鳥窪峠(とりくぼとうげ)」となり、それが訛って「とりくび」になったという説の他に、もう一つ、血生臭い由来がある。
それは…。
この地に逃げ延びてきた落ち武者の首を、付近の住民が取ったことから「取首峠」となり、現代になってから、あまりにも字面が悪いという理由で、取を鳥に変えたというものだ。
実際、落ち武者狩りは盛んに行われていたという記録が日本各地に残っている。
その多くが報奨金目当てであったり、年貢が軽くなったりしたためである。
そのため、落ち武者たちは、ただでさえ傷つき弱っているところに、不意を突かれて殺されたのである。
それゆえ、「落ち武者の霊が出た!」というような“いわくつき”の場所が存在し、不思議な体験の元にもなっているのだ。
そのような現象を心霊科学では“霊現象”もしくは“霊体験”と呼び、細かく分類している。
よく聞くと思うが、「写真を撮ったら、不思議な光の玉が写っていた。」とか「白いモヤのようなものが写り込んでいた。」とか、「誰もいないはずの場所に顔のようなものが写っている。」というのが、その類だ。
それらを総称して“心霊写真”と呼ぶが、科学的に検証してみると、本物と思われるものは全体の10%にも満たない。
なぜなら、巷で“心霊写真”と呼ばれるものの多くが再現可能なのである。
大抵は光の屈折や、二重露光、人為的トリックで説明がつく。
今ではコンピュータによる解析技術も進んでいるため、偽物はすぐにバレる。
また、コンピュータによる合成も可能なのである。
話がそれてしまったが、時には科学的に物事を見ることが必要だ。
何かにつけてオカルト的なものに結び付けてもっともらしい理論を唱える“自称・霊能力者”が存在するのは確かだ。
そいつらは、事前に調べ上げたことを霊と結びつけて演技しているにすぎないのである。
そんなくだらぬものに金を払ってまで話を聞く必要はない。
よく回りを見渡してほしい。
詐欺まがいの何たらスピリチュアルや、何たらチャネリング等が街中にあふれかえっているはずだ。
そんなものは、少しでも心理学等を学べば見抜ける嘘であるし、逆に人の心理を突いて煙に巻けるのである。
今回は、警告的なことも書いてみました。
次回の『怖い地名 日本編』をお楽しみに(^^)/