人首町


読み: ひとかべちょう


所在地: 岩手県奥州市



その由来は…。



東北地方に、征夷大将軍・坂上田村麻呂率いる朝廷軍が侵攻した時、最後まで抵抗をつづけた若い蝦夷がいた。


彼は負け戦でありながらも、仲間を守るために必死で抵抗を続けていたのだった。


だが、多勢に無勢。


勝てるわけがなかった。


朝廷軍は、彼の鬼神のごとき戦いぶりに「鬼のように恐ろしい奴だ。」と恐れを抱いていた。


また、その風貌についても「きっと、鬼のような恐ろしい顔に違いない。」と思い込んでいた。


だが、数に任せてその首を討ち取ってみれば、鬼ではなく、美しい若者であった。


それ以来、その若い蝦夷は『人首丸(ひとこうべまる)』と呼ばれ、伝説となった。


その後、人首丸が討ち取られた地を ヒトカウベ(←旧仮名遣いでコウベはカウベと書く)と呼ぶようになり、それが時代を経て読みやすく省略され、ヒトカベ となった。




ちなみに、この人首丸は、おそらく、阿弖流為(あてるい)という人物だと推測している。


この阿弖流為については、朝廷に逆らった逆賊であるため、その記録等は徹底的に抹消されているため、文献は殆ど残っていない。





次回の『怖い地名 日本編』をお楽しみに(^^)/