姥ヶ池


読み: うばがいけ


所在地: 東京都台東区花川戸1-14-15



その由来は…。


昔、老婆と娘が住んでいる一軒家があった。


娘は通りかかった旅人に声をかけ、「宿を貸しましょう。」と言っては家に泊まらせていた。


旅人が長旅の疲れから眠り込んでいる深夜、老婆は天井から石を落して殺害しては金品を奪うということを続けていた…。


ある日、老婆たちの行為を見かねた浅草観音は旅人に姿を変え、老婆の一軒家に泊まった。


「獲物が来た…。」と薄ら笑いを浮かべた老婆は、いつものように深夜に天井から石を落して殺したのだった。


金品を奪おうと思い、部屋に入ってみると…。


そこには変わり果てた姿となった自分の娘が…。


そう、老婆が旅人だと思い込んで殺してしまったのは、娘だったのだ。


老婆は、「これは、今までにしでかしてきたことへの報いだ。」と悔やみ、池に身を投げて命を絶った。


それから、いつしか姥ヶ池と呼ばれるようになったのである。



現在、浅草の花川戸公園内には、姥ヶ池跡の石碑が立っている。


また、姥ヶ池は再現されているが、身投げするほどの深さは無い。




地名にまつわる伝説を紐解いていくと、こんなおどろおどろしいものもあるのだ。




次回の『怖い地名 日本編』をお楽しみに(^^)/