女鬼峠
読み方:めきとうげ
所在地:三重県多気郡
女鬼峠は、今でこそ伊勢自動車道が通っているが、昔は峠を越すことさえ難しい所だった。
その地名の由来になった伝説は…。
かつて、そこには人を取っては食う鬼
が棲んでいたという。
その鬼
に食われた女の幽霊
が峠に出現し、人々が目撃した。
それがいつしか“女鬼”(めき)と呼ばれるようになったのである。
ちなみに、この女鬼峠の付近のトンネルの上には女性罪人専用の処刑場があったことから、処刑された者が幽霊となって現れたとも言われている。
鬼、処刑場、と聞くだけで普段は目に見えない“何か”が夜の闇に誘われて出てきそうな気がする。
実際、峠は旅人にとっては難所であり、徒歩しか交通手段のなかった時代は正に命がけで越えるしかなかったのである。
なぜなら、峠には熊をはじめとする獣だけでなく、当時は山賊もいた。
無事に越せれば幸運だったのだ。
地名を調べていくと、名づけられた理由、時代背景が分かるので興味は尽きない。
次回の『怖い地名 日本編』をお楽しみに(^^)/