これは、ヘールボップ彗星です。
ヘール・ボップ彗星は1995年7月23日に太陽から非常に遠い距離で発見され、1997年4月1日の近日点通過の頃には、今までの彗星にはないほどの明るさとなり、1997年の大彗星 (The Great Comet of 1997) とも呼ばれています(HB彗星と略称される)。
この彗星の核は50kmと極めて大きく、過去に観測された彗星の中でも最大級であると推定されています。
その公転周期は約2,530年と考えられています。
1997年春、地球にあまり接近しなかったにも関わらず、-1等級前後の明るさとなり、約3ヶ月もの間肉眼で楽に見える状態が続きました。
写真を撮ると、尾が明るく長く写り、白いダスト・テイル(塵の尾)と、青いイオン・テイル(イオンの尾)をはっきりと区別することができたのです。
