これは、冥王星です。
後方に写っているのは、冥王星の衛星カロンです。
冥王星は、かつて太陽系第9番惑星とされてきましたが、2006年に惑星の定義が見直され、“準惑星”となりました。
冥王星の直径は2,320kmであり、太陽系内の衛星のうち、地球の月を含むいくつかよりも小さく、冥王星の最大の衛星カロンは直径が冥王星の半分以上あり、二重天体とみなされることもあります。
太陽系全体を通じて見ると、冥王星はどの惑星よりも小さく、圧倒的に質量が少ないのです。
それだけではなく、地球の月と比較しても質量は0.2倍以下であり、冥王星よりも質量が大きい衛星が7つもあります。
その7つの衛星は、ガニメデ、タイタン、カリスト、イオ、月、エウロパ、トリトンです。
冥王星は、小惑星帯にある最大の天体であり準惑星のケレスに比べると、直径は2倍以上、質量は10倍以上もあります。
しかし、2003年に発見された太陽系外縁天体のエリスよりは小さいので、“準惑星”とされました。
東洋占星術 においては、冥王星は古代には知られていなかったため七曜・九曜にも含まれていません。
西洋占星術では、天蝎宮の支配星で、凶星と考えられ、極限、死、再生を示し、原子力、エネルギーをも示唆するとされています。
