これは、木星です。


FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-木星.jpg



アマチュア用の天体望遠鏡でも観測しやすい天体です。


木星の質量は、太陽系の木星以外の惑星全てを合わせたものの2.5倍ほどあります。


この木星の質量のため、太陽系全体の重心は太陽の中心ではなく太陽の表面付近に位置しています(太陽半径の1.068倍の位置)。


地球との比較では質量は318倍、直径は11倍、体積は1,300倍ほどです。


この大きな質量と、その質量の大半が太陽と同じく水素とヘリウムであることから、多くの人が木星のことを「恒星になり損ねた星」と表現しています。


木星は約10時間と太陽系内で最も自転が速い惑星でもあり、遠心力によって赤道方向に膨らんだ楕円体をしていることが望遠鏡で見ても容易に分かります。


木星は厚い大気を持つガス惑星で、その組成は大半が水素です。


また、環を持つことも確認されています。



木星は強力な固有磁場を有しているため、木星周辺には強力な磁気圏が形成されています。

このため木星にもオーロラが存在します。

これは、木星の北極と南極に現れたオーロラです↓。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-木星の極のオーロラ.jpg


そして、これがそのオーロラをアップにしたものです↓。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-木星のオーロラ.jpg


木星磁気圏内には高濃度のプラズマが蓄積されていることが電波観測により確認されており、このプラズマの供給源は主にイオ(木星の衛星)の活火山と推定されています。


下は、木星の月であるイオの写真です↓。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-木星の月イオ.jpg




なお、木星の内部では非常に強力な圧力によって水素が液体金属状となっており、これが対流することにより強力な磁気圏が形成されています。

木星表面の特徴的な模様として大赤斑(だいせきはん)の存在がよく知られています。
これは地球の2倍ほどの大きさがある木星大気の渦であり、大気の自転とは逆方向に動いています。


また、木星の環は1979年にボイジャー1号によって発見されました。


2008年現在、木星には63個の衛星と3本の環が発見されており、衛星のうち49個が命名されています。


これは、イオに次いで代表的な衛星のガニメデ↓。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-木星の月ガニメデ.jpg


そして、これが衛星カリストの写真です↓。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-木星の月カリスト.jpg



さらに、これが衛星エウロパの写真です↓。

FireBlueのああ無常。←“無情”かも(~_~&#59;)-木星の月エウロパ.jpg




ちなみに、木星は、西洋名でJupiter(英語読みでは「ジュピター」、ラテン語読みでは「ユピテル」)と呼ばれており、ローマ神話の主神で、ギリシャ神話のゼウスに相当します。


一際明るく大きい惑星がメソポタミアで主神マルドゥックの名を得て以来、各地の主神名で継承されています。


中国では、公転周期がほぼ12年であることから十二次を司る星として「歳星」と呼ばれ、道教では太歳星君(たいさいせいくん)の名で神格化され、凶神の代表格という形で最も恐れられました。

この考えは日本にも伝わり、日本書紀や古事記にも「歳星」の名で木星が取り上げられています。



東洋占星術では、木星は七曜・九曜の1つとして考えられ、


西洋占星術では、人馬宮の支配星で、双魚宮の副支配星で、吉星とされています

また、保護を示し、儀式、宗教、研究、妻の里方に当てはめられています。