これは小マゼラン雲内にあるNGC290です。
小マゼラン雲とは、きょしちょう座に位置する 棒渦巻銀河(不規則銀河に分類されることもあり)で、大マゼラン雲とともに銀河系の伴銀河となっており、アンドロメダ銀河などとともに局部銀河群を構成しています。
小マゼラン雲は、南半球の人たちにとっては有史以前から知られており、発見者は特定できません。
“- マゼラン雲”の名は、ポルトガルの航海家フェルディナンド・マゼランが1519年の世界周航において記録していたことにちなんでいます。
小マゼラン雲は南天にあるため、日本からは見ることができません。
南半球では、きょしちょう座にぼんやりとした雲のように見え、太陽系からおよそ20万光年の距離に位置し、質量は我々の太陽系がある天の川銀河の6分の1程度です。
その小マゼラン雲の中にあるのが、この散開星団NGC290です。
宇宙にちりばめられた宝石のような輝きです。
