報道によれば、7日、大手セキュリティ・ベンダーの米マカフィーのMcAfee Labsは、「Facebookで新たなオンライン金銭詐欺が発生中である。」として注意喚起する文章を公表した。
写真はFacebookで新商売を紹介する詐欺グループのサイト↑。
米マカフィーのMcAfee Labsによると、「Facebook内に『Drop The Internet Stacks of Money And Quit Your Job(インターネットに投資して、仕事を辞めよう)』という名前のグループがあり、誰でも簡単に副収入を得られ頑張れば数百万ドルを稼げるというWebサイトにメンバーを誘導する。」という。
このリンクをたどると偽の新聞サイトとなっており、記事形式で金持ちになる「奇跡の方法」が紹介されている。
電子たばこ、栄養食品、そして歯を白くするキットを使った商売を勧めるというもので、成功者たちの談話が多数載せられており、「たった2.97ドルで、このプログラムに誰でも参加可能」と謳っている。
だが、利用条件を詳細に確認すると、「登録者は5日間の試行期間後に93.67ドルを請求され、しかも、その後も毎月同額が請求されるしくみとなっており、キャンセルするには顧客サービス部門に問い合わせる必要がある。」ところが、その顧客サービス部門の住所がパナマ共和国にあるため容易ではない。
加えて、複数の電話番号も掲載されているが繋がることはない。
手口としては非常に単純で、こんなものに騙される人がいるとは信じがたいが、Facebookでこのグループが作成されてから、約2週間で268,000人のメンバーが参加していることが判明している。
犯罪者側が手にした金額は莫大で、被害者でなくても考えるのが恐ろしいくらいだ。
まあ、「まずは試供品から(手数料実費のみ300円必要)
」といった謳い文句を使えば、つい申込をしてしまい、その後の支払まで騙される人が出るかもしれない。
これはあくまでFacebookの事例であるが、日本でも同種の詐欺業者は横行している。
SNSのコミュに、いきなり書き込まれた旨い商売の話などには、くれぐれも騙されないよう、注意して欲しい。
金が欲しけりゃ、地道に働け!!
