報道によれば、2010年5月7日、米Microsoftは「5月11日(日本時間12日)に2件の月例セキュリティ情報を公開し、WindowsとOfficeに存在する各1件の脆弱性に対処する。」とのことだ。
最大深刻度は、2件とも4段階で最も高い「緊急」となる。
6日の事前通知で明らかにした。
このWindowsの脆弱性は、Windows 2000/XP/Vista、Windows Server 2003/2008が深刻な影響を受ける。
一方、「Windows 7とWindows Server 2008 R2は初期設定の状態では影響を受けない。」といい、深刻度は1段階低い「重要」となっている。
Office関連の脆弱性は、開発ツールのVisual Basic for Applicationsにおける深刻度が「緊急」、Office XPとOffice 2003、2007、 Microsoft Office Systemでは「重要」となっている。
なお、「4月に発覚したSharePointの脆弱性については、まだ修正のための更新プログラムを開発中だ。」といい、5月の月例での修正パッチの提供は見送るそうである。
「更新プログラムがリリースされるまでの間、ユーザーはアドバイザリーに記載された回避策を取って欲しい。」とMicrosoftは呼び掛けている。